ポケモン(第3世代)について①
第3世代(概要)
2002
11/21 「ポケットモンスター ルビー・サファイア」 発売
ゲーム機種がGBAになり装いも新たに出発した第3世代
新機種による新出発を意識したのか数多くの仕様変更が盛り込まれた
前作「金・銀・クリスタル」や初代「赤・緑・青・ピカチュウ」版との通信連動を今作では全面廃止
機種が変わったことによるマシン上の制約によるものだがこれにより一部の旧世代ポケモンはしばらく入手手段すらない状況になってしまった
新たなバトル方式として一度に2体のポケモンが場に出るダブルバトルが登場
従来の1vs1のバトルはシングルバトルと呼ばれ別のルールとして区別された
技にもダブルだと相手を2体同時に攻撃できる技.味方を巻き込む技.シングルでは役に立たないがダブルだと有用な技などが登場しシングルとはまた違った戦術が必要となり以降の大会でもシングル・ダブルが部門分けされて開催される事となる
4人のプレイヤーで1体ずつポケモンを出しダブルルールで戦闘するマルチバトルも通信で出来るようになった
前作クリスタル版ではタワーに入るにはモバイルアダプタとの連動が必須だったのだが 今作では殿堂入り後なら誰でも挑戦可能になり幾多のトレーナーが施設の超難易度に舌を巻き多くの廃人を生み出した
以後はタワーのようなやりこみプレイに特化した施設に主に殿堂入り後に挑戦できるのが定番となる
全てのポケモンに1つ(種族によっては二つのうちランダムで一つ)タイプとは別に「とくせい」が追加された
ポケモンの個性付けが強くなりヌケニンやケッキングのように特性で強烈な個性を付与されたポケモンも登場した
グラードンやカイオーガなどの天候を変化させる特性を持ったポケモンの登場により金銀時代ではほとんど注目されていなかった天候パーティの実用性が大きく上昇し以後のメジャー格となった
ステータス上に新たに設けられた「せいかく」により一部ステータスに上昇補正・下降補正がかかるようになった
上がり幅は個体値のそれより大きく個体値以上に重要な要素となった
前作まではポケモンの攻撃・防御などの各ステータスの努力値が独立しており全ステータスに最大まで努力値を振ることができたが今作では各ステータスに振れる努力値の総合計が510に制限され前世代のような自由な振り方はできなくなった(どうしても長所にばかり努力値が割かれる傾向になり低耐久・鈍足などがネックだったポケモンは今まで以上にその短所が捨て置かれるようになった)
前作の倍の0~31の個体値が今作以降はHPにも割り振られるようになった
上2つの数値上の仕様変更と合わせて1つのステータスを最高にするための条件が厳しくなり長所を尖らせようとすると短所が今まで以上に露呈してしまうという欠点が生まれてしまったがその分性格や努力値の振り分け次第で前世代以上に個体に差が出るため育成の幅が広がったとも言える
ハートのウロコと引き換えに今まで忘れてしまった技をもう一度思い出させてくれる人物が登場した(この方法でしか習得できない技を持つポケモンも登場しこの「技思い出し」をしてくれる人物は以後のシリーズで時に人物や引換アイテムを変えながら続投し続けるようになった)
金銀で登場したきのみだが金銀のものとは別の名前で新しくきのみが設定された
一部には前作との互換切りやそれに伴う前世代のポケモンが一部登場しないことにショックを受けポケモンから離れてしまったプレイヤーも一定数存在したという
「ポケモンは金銀まで」と主張するいわゆる懐古主義な大人を見たことがあるかもしれないが
彼らはこの仕様変更や新ポケモンのデザインを許容しがたく離れてしまった人たちである
努力値の振り分け式は育成方法によりプレイヤーの個性が出る反面非ネットユーザー等の情報量の乏しいプレイヤーには把握しづらく厳しいシステムとの声も上がった
2003
「ポケモンスタジアム」シリーズにもあった携帯機で捕まえたポケモンを据え置き機ソフトで預かっておける機能に特化したソフト
預けておけるポケモン数は最大1500匹
GBAが420匹分のボックスしかなかった事を考えるとなかなかの大容量
預けた全ポケモンを各ステータス順に閲覧できる機能があるなど基本的にはマニア向けの側面が強いソフト
後に発売されたファイアレッド・リーフグリーンやエメラルドにもボックス機能が対応しており(GBA側で全国図鑑を解禁させる必要はある)いちいち交換せずともボックスを経由することで大量にポケモンを移すことができる(各ポケモン間の道具のやり取りが出来ないポケモンを逃せないなど機能的にはスタジアムより劣化した部分も多くおまけ的にGBAケーブルで接続した「ルビー・サファイア」をTV画面で遊べるこれまたポケスタのGBビルのようなモードも存在したが対応しているのはルビーとサファイアのみという体たらく
条件を満たすと波乗りを覚えたピチューなど珍しい技を覚えたポケモンの卵が手に入る
特にしんそくを覚えたジグザグマははらだいことのコンボで凄まじい破壊力を誇る先制技使いとして 一部では「ネ申」の称号で呼ばれるようになった(USUMで神速がジグザグマのタマゴ技に加わるまで神速マッスグマが手に入る唯一のソフトだった)
現在においても(実用性はさておき)みねうちチルット・ネコにこばんエネコはこのソフトでしか入手できない
11/21 「ポケモンコロシアム」 発売
ポリゴンが荒い(グラフィックは殆ど64の流用等
登場人物のポリゴンも荒いが背景は割と綺麗)
対戦相手の使用ポケモンに問題がある(レベル50戦では技構成が酷いレベル100戦では禁止伝説のラッシュ)
レンタルポケモンやその他の機能等が軒並み撤廃された
致命的なバグ(例:オーレコロシアムにてプテラやギャラドスではかいこうせんを使うとたまにフリーズ)
カードEとの連動に於けるPP回復不能という問題.出現するダークポケモンの個体値がALL0という仕様
「すぐに対戦」のパーティーの強さに差がありすぎる上に道具がなぜかなくなっている
バトル方式は全てダブルバトル
シングルバトルに慣れた従来のトレーナーには取っ付きにくい
全体的な難易度も高く特にラスボスは普通にゲームを進めてれば10レベル近くも差が出る終盤のレベルインフレが凶悪
最低でも本編を殿堂入りするくらいの腕がないと太刀打ちできないポケモンらしからぬ初見バイバイな辛口ぶり
野生ポケモンは出現せず対戦中にダークポケモンを相手から奪う特殊なシステム
レポートがパソコンの前でしかできない
ダークポケモンのリライブがとにかく時間がかかりテンポが悪い
シナリオ中で捕まえたポケモンでLv100のコロシアムをクリアするのは至極困難
主にジニアス側にポケモン開発のノウハウが無かった事が大きな原因と見られている
第3世代においてホウオウを入手するためには配信以外にはこのソフトが不可欠だった他予約特典としてついてくるディスクがあればセレビィを入手する事ができた
貴重な「きのみ」が獲得できるようになった(ここで入手が可能になったのは「ピンチのとき(HPが1/4以下のとき)に能力が上昇する」きのみ
リュガのみ.カムラのみは既に劇場版の配布ジラーチのオマケとして入手できたものの地方格差や実のランダム性.ユーザーの子供に混じって配布・映画に行く事への抵抗等の影響からかそれほど広く浸透していなかった模様
こだわりスカーフも無い時代にカムラの実による素早さアップは強烈なコンボであり努力値の調整等にカムラを考慮した候補を設ける必要が出てきたなど影響力は大きかった
ルビー・サファイアで一時的に使えなかったポケモン(ほとんどが第2世代出身のいわゆるジョウトポケモン)が一部解禁となった
進化後ポケモンが殆どでこの時期にはメタモンも捕獲する手段が無いため雄の多いジョウトの御三家ポケモンのタマゴの獲得には苦労する
このジョウトポケモンはGBA版ではしばらく入手手段が無くこのゲームは重宝された。(後にエメラルドで入手できるようになる)
ジョウト御三家の確保が楽になる(エメラルドでも可能だが全て揃えるにはホウエン図鑑完成を3巡する必要あり)
コロシアムとは別にこの時期に今まで机上論気味であったグラードン.カイオーガの強さが実践的に証明された
天候永続と言う特性は天候パーティの構築を大きく効率化させ翌年には「グラードン.カイオーガが使用可能」という良くも悪くも思い切った公式ルールが発表されたのだった
2004
1/29 「ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン」 発売
初代「赤・緑」のリメイク作品
システムも当然第3世代ベースになり以後は旧作品のリメイクも定期的に登場した
ルビー・サファイアやコロシアムにも登場しなかったポケモンが第1世代産を中心にようやっと登場
一部のジョウトポケモンも補完された事でこの発売時点でミュウ.ルギア.デオキシス以外の全てのポケモンが入手可能になった
レベルアップ.遺伝.わざマシンの使用以外でわざを覚えられるようになった
第7世代現在になってもここでしか覚えられない教え技も存在する
9/16 「ポケットモンスター エメラルド」 発売
「ルビー・サファイア」のマイナーチェンジ版
通信限定だったマルチバトルが今作ではフィールドやバトルフロンティアでトレーナーに挟まれるようにエンカウントした時にも起こるようになった
基本的に味方側はプレイヤー1人だがイベント限定で味方NPCとマルチバトルも可能
従来のバトルタワーも含め計7種類の異なるルールのバトルに挑める施設「バトルフロンティア」が登場した
難易度は完全にライトユーザーを突き放した「極悪」と言ってもいい程のもの
同じポケモンが全施設で活躍するのはまず不可能であり(特にルールが独特すぎるバトルパレス)
金シンボルを制覇するには施設の特色を見越した育成・相当な努力・時には運が必要となる
難易度が高いとされるバトルファクトリーはほぼ運ゲーであり運が悪いと廃人さえも数ヶ月かかっていた
周回を重ねていくと出現するトレーナーの使用ポケモンは努力値と型がしっかりしており中には性格厳選すれば実戦でも使用できるようなものまで現われている
育成の際これらの型を参考にした人も少なからずいる事だろう当
「対応するきそポイント(努力値)を下げる」木の実が登場で努力値の振り直しが効くようになった
その他「ピンチのとき(HPが1/4以下のとき)にきゅうしょにあたりやすくなる(きあいだめ状態)」サンのみと「ピンチのとき(HPが1/4以下のとき)にいずれかの能力が2段階上昇する」スターのみが追加された
ファイアレッド・リーフグリーン同様エメラルド限定の教え技もいくつか存在する
ポケモンによっては後に追加された新特性.新タマゴ技との両立できなかったりするので注意
シンクロによる野生ポケモンの性格厳選をかわらずのいしと併用することによって厳選が容易になったことで全体的に個体値の高い性格も理想的なポケモンが対戦に使われるようになった
今まで「コロシアム」でしか入手できなかった第2世代のポケモンの多くが殿堂入り後に出現しコロシアムを購入せずともGBAソフトだけで図鑑を完成させる事が可能になった
バトルフロンティアにはドーブルが大量に出現するため遺伝技の習得がこれまでと比べても格段と楽になっている
GBA版では初めてゲーム内で個体値に関する情報が提示されたソフトでもある(バトルフロンティアのお爺さん)
2005
8/4 「ポケモンXD 闇の旋風 ダーク・ルギア」 発売
「コロシアム」の続編
制作は前作と同じくジニアス・ソノリティ
タイトルにも配されているダーク・ルギアをリライブするとルギアが入手できこれまで配信限定での入手だったルギアを恒常的に入手できるソフトとして重宝された
リライブホールなどの登場でリライブ時間が短縮・テンポ改善
キャラクターのポリゴンの大幅描き直し
れいとうビームなど技のエフェクトがパワーアップ
ダークポケモンの持つ「ダークわざ」にダークポケモン以外全てにこうかばつぐんという性質が追加
相手に回すと厄介な存在になったもののダーク技の種類も大幅に増えゲーム性の上昇に貢献した
野生ポケモンの捕獲が可能(ただし野生で捕獲出来るポケモンの種類が少なく捕獲関連の特性が発揮されない)
ミニゲームに当たるビンゴやバトルディスクやチュートリアル等の追加
対戦は基本的にオーレコロシアムでしかできず相手の実力は高くなっている
GBAで直接このオーレコロシアムに行くことはできない
コロシアムモードはオーレコロシアムしかなくルールはダブルのみ
対戦方式はレベル60オープン
対戦相手にカイリュー・バンギラスを使用する相手がいる事への配慮と思われるが努力値の配分が大きく変わる為50専門のプレイヤーには厳しい仕様であった
禁止級のポケモンは使えない
既に既存のポケモンは出尽くしたためかXDでは本来覚えられない技を覚えたポケモンが次々と登場
手助けを習得したヨマワル等は現在に於いても有用性が非常に高くこのソフトは重宝されている
教え技がありこのソフトを用いて実現出来る自爆カビゴンは凶悪な性能だった
タイトルにもなっているルギアはサイコブーストとフェザーダンスを思い出す
金属音.バトンタッチなどを覚えるサンダーも注目されたが捕獲後強制レポートと仕様の為戦闘でのダメージ率や素早さ調整をフル活用しないと厳選が出来ずその厳選難易度は今でも語り草になっている
XD技の中でダイパの仕様変更で甘えるウインディ.トライアタックトゲピーなどが注目される
XDのポケモンは性格値の仕様が違う所為かDSに送ると特性が変わったという報告例が多い
ポケモン(第2世代)について②
第2世代(ポケモン)
新タイプの悪・鋼の登場により初代で最強を誇ったエスパーポケモンは勢力を大きく落ち着かせ逆にこれら新タイプの弱点を両方突け初代でエスパーに苦渋を舐めさせられてきた格闘タイプが躍進した
一度かかれば実質戦闘不能だった状態異常こおりも自然回復するようになり「ふぶき」も命中率が低下し「じわれ」のような一撃技と「きりさく」のような急所技も命中率や急所率の計算方式が変わって狙いにくくなりこれらの技に依存していたポケモンが弱体化した
特殊が特攻と特防に分離し第1世代で特殊が高かったポケモンの大半はこの世代でどちらかの能力が低く調整された
非伝説の中でも総合能力が高かったギャラドスやパルシェンもこの調整で弱体化し金銀初頭は対戦での使用率が低くなった
能力調整だけでなく新技や持ち物の登場により以前よりもさらに強くなったポケモンも登場
氷タイプの全般的な弱体化とガラガラやヘラクロスの台頭により飛行タイプを持っていることの優位性が増した
ポケモン一覧
エアームド
新タイプの鋼と高い防御種族値とが相まって飛行タイプ中でも最大クラスの物理耐久を誇る
特殊技で弱点を突かない限り突破は困難でありほとんどの物理アタッカーを止められるだけのポテンシャルを持っていた
エーフィ
新登場のイーブィ一族
特攻と素早さが高いエスパータイプ
タイプが同じで種族値傾向も似ているフーディンと比べると特攻と素早さは劣るもののHP.防御.特防の耐久面全てで勝っている
朝の日差しや甘えるなど補助技も優良
金銀で新登場の特殊アタッカーではトップの汎用性をもつ
クロバット
新登場の130族
攻撃技は貧弱だったがその高い素早さとそれなりの耐久により先手を打って相手を混乱させるなど当時から優秀な撹乱要員であった
ヘラクロスに対しては相性が良かったが流石にガラガラを安定して止めることまではできなかった
ツボツボ
説明不要の驚異的な防御・特防とそこからどくどく・まきつくなどを駆使して相手をじわじわ追い詰める耐久型のメッカ
ブラッキーとともにただの力押しではない嫌がらせ耐久戦術の普及に貢献した
ドーブル
種族値はエイパムにも劣る低さだが唯一無二の技スケッチによりほとんどの技を習得可能
サポート型だけでなく怒りの前歯などで自ら決定力を生む型も存在し何をしてくるか分からない点が魅力
大爆発はこの世代では習得できない
ハッサム
前作では活躍できなかったストライクが進化
素早さと引き換えに攻撃と防御を大きく上げ鋼タイプが付き弱点が炎だけになった
攻撃技が貧相で主に剣の舞や高速移動のバトンタッチ要員として活躍した
ストライクはポケスタ金銀のリトルカップ出場可能ポケモンの中で最高種族値というのもあり最メジャー格となる
ハピナス
ラッキーの進化系
防御は相変わらずほぼ皆無
特攻は前作ラッキー以下となったがそのラッキーをも超える全ポケモン最高のHPを誇る
初代でリフレクターを覚えさせて金銀に持ち込むことで問題の物理耐久も難なくタマゴうみとセットでカバー可能
特防もトップクラスになり多くの特殊アタッカーの猛攻を受けることができた
「ハピで止まります」はこの頃から健在
ハピナスなどを突破する為の役割理論はこの世代に生まれ大きく取り上げられた
ラッキーもストライク同様にポケスタ金銀のリトルカップに活躍の場を見出す
バンギラス
2代目600属
岩タイプというのもありカイリューに比べタイプ的に高い物理攻撃を生かしやすい
「のろい」や「いやなおと」で決定力を上げることもできる
特殊も95と最低限ある上技範囲も広いため両刀構成も現実的とLv55以上という制限に余りある強さがあった
ブラッキー
新属性「悪」を持ち耐久力に優れる
エーフィ同様にイーブイの新進化系
黒い眼差し+毒々に再生回復や鈍いを織り交ぜた耐久戦法が強力で人気を博した
ヘラクロス
当時タイプ一致技がめざパ止まりだった虫タイプがほとんどな中で高威力の専用虫技メガホーンを持つアドバンテージは大きく全国大会決勝戦でも炸裂したこらえる+起死回生も強烈
自身の攻撃力の高さも相まって飛行タイプでもなければ受けきれない高火力を発揮した
独特のタイプと高い特防のおかげで耐久性能も優秀であった
ホウオウ【禁止級】
メインの炎技と噛み合わせが悪い物理寄り種族値を持つなど一見ルギアと比べれば使いづらそうだが「おにび」の無かった当時は「せいなるほのお」の5割やけどは物理アタッカーにとって脅威
特防も高く自己再生も覚えるのでかなり硬く一致波乗りや10万ボルトでもなかなか落ちない
ポリゴン2
ポリゴンが進化して全体的にパワーアップ
鈍い+自己再生で鉄壁の要塞と化しカビゴンにすらタイマンで競り勝つほどの強さを発揮
恩返し+鈍い+自己再生+眠るとゾンビ型と呼ばれる複数の回復技を使用するタイプの元祖にして泥仕合の元凶
ムウマ
初となる単ゴーストタイプ
タイプの性質上ノーマル・格闘狩りによく使われていた
猛威をふるっていたカビゴンを止めるために投入されることが多かった
黒い眼差し+道連れで確実に封じ痛み分けで耐える戦法が盛んであった
ルギア【禁止級】
ミュウツーと同格
耐久力に優れ素早さも高く急所率の高い専用技エアロブラストと攻防共に強力
鈍いと自己再生を持てたため難攻不落の要塞と化した
カイリキー
高威力のクロスチョップを獲得
特防の上昇や前述の通り格闘に弱い新属性2種の登場
台頭したノーマル勢も追い風となり活躍し出した格闘勢の中でも頭一つ抜けた存在感を見せつけた
カビゴン
特防の大幅強化
鈍いや腹太鼓による決定力の底上げに加えねむねごの性能で鬼のような回復力を手に入れた
火力・耐久・持久力などあらゆる面で優れる「殴ってくる不落要塞」でありこの世代では最強クラスにまで昇進した
ガラガラ
専用アイテムの太いホネで驚異的な破壊力を獲得
初代では素早さの差からサンドパンの劣化扱いされていたのがこれによりすっかり立場が逆転した
火力は当時唯一不一致岩雪崩でエアームドを倒せたポケモンとまで言われていた程
ガルーラ
Lv55鈍い+吠えるで相手の積みポケモンを一方的に無効化して暴走する
当時の吠えるは先制不発なので後出しエアームドですら止まらない
ゴーストには無力だが追い討ちでカバー
サンダー
飛行複合による優位性
めざめるパワー獲得
10万ボルト習得のアドバンテージ
電気タイプ最強の特攻も有って電気トップクラスに躍り出た
ドククラゲ
遺伝技のミラーコートにより電気・エスパーへの奇襲ができるようになった
剣の舞を活かせる一致物理のヘドロ爆弾を獲得
特攻は低下しているが水・毒両方に耐性を持つポケモンがほとんどいない為止められにくいのが魅力
ピカチュウ
専用アイテム電気玉により驚異の特攻を手に入れることができた(その特攻はミュウツーに迫る程)
ピクシー
腹太鼓+アンコール+再生回復持ち
腹太鼓を使わせればカビゴン以上
あまりに強力だったためか一部大会などではコンボが禁止指定になるほど
ファイヤー
日本晴れの登場により大文字の破壊力は全ポケモントップクラスまでに到達
「晴れ文字」という言葉を定着させた
Lv55なら水タイプやカビゴンすら押し切らんばかりの火力を得た
ベトベトン
特防の大幅上昇
ヘドロ爆弾獲得と大爆発の威力上昇で火力・耐久共に強化された
ガラガラの台頭は痛いが苦手なエスパーが減少したのは大きい
電気全般
雨乞いの追加で雷が必中化しその雷の追加効果も強化
更にめざめるパワーで地面対策もできるようになった
カモネギ
空を飛ぶと切り裂くの仕様変更により主力技の使い勝手が大幅に悪化
専用アイテムの長葱もこれをフォローするには至らず
ゲンガー
寝言の登場により催眠術の株が暴落
特殊分離による特防低下や新ポケ登場も向かい風
金銀初期では地震持ちやノーマル技のみのカビゴンを止められることからムウマの方が使用率が高かった
ダグトリオ
地割れの命中率が素早さ依存でなくなり切り裂くの急所率も変更され大幅弱体化
物理技の需要増加とガラガラの台頭で紙物理耐久と火力不足が一気に露呈し初代とはうってかわって不遇の立場に
パルシェン
大爆発の仕様が変更・得意とするガラガラの台頭などの強化点もあったが吹雪の命中率の低下と不一致10万ボルトも致命傷になる程低下した特防の影響は深刻
まきびしを習得できない金銀初頭はマイナークラスに陥落
フリーザー
吹雪の命中・追加効果ダウン
氷状態の仕様変更
特攻の低下による火力ダウン
弱点である岩・炎技の普及率増加や鋼の登場で大幅弱体化
この時期では「こころのめ+一撃技」は使えない(出来たのはニョロボン・ドーブルのみ)
ペルシアン
命綱である切り裂くの仕様変更で99時代のトップメタから一気に転落
タマゴ技の催眠術もねむねごの前では無意味
ミュウツー【禁止級】・ヤドラン
ド忘れの調整やエスパータイプの調整で弱体化
種族値の問題でミュウツーはまだまだ強かったがヤドランの使用率は一時期大きく下がった
モンジャラ
ギガドレインやめざパ・リフレクターの獲得などプラスはあったものの特防が大きく落ち得意の粉技がねむねごで対策されるようになったのは痛手となった
ルージュラ
特攻は上がったもののねむねごにより悪魔のキッスが弱体化
最メジャーのカビゴン相手にはほぼ何もできない
黒い眼差し+滅びの歌を覚えるも低い耐久とはアンチシナジー
氷・エスパー双方が弱体化された影響を受けマイナークラスに転落
エスパー全般
エスパーに強い悪・鋼の登場やゴーストが弱点になる等で弱体化
特殊分離の影響などによりそれなりの強さに落ち着く
ナッシーやスターミーはもう1つのタイプでのプラス面があってかまだまだメジャーであった
氷全般
吹雪の命中率大幅低下
氷に強い鋼タイプ登場とそれによる格闘や炎の相対的な見直しによって弱体化
吹雪の代わりに冷凍ビームが採用され始める
ケンタロス
特攻の低下と破壊光線の弱体化により前作のような戦い方は成り立たなくなった
格闘の大幅強化で弱点を突かれる機会も増加
ねむねご角ドリル地割れといったいわゆる害悪型が登場しピクシー同様コンボが大会などで使用禁止になるほどだった
毒全般
弱点だったエスパーが弱体化で使用率低下し環境的に動きやすくなった
多くのポケモンがヘドロ爆弾を習得しようやくまともな一致技を得た
虫に効果抜群でなくなり弱点を突けるタイプが草のみになってしまい(毒も虫に耐性を持つようになったが)新タイプ鋼の弱点または等倍となるタイプの技を覚えるポケモンが少ないため鋼が出た瞬間交代させるしかなくなった
岩全般
ノーマルが増えたことと鈍いの追加でノーマル耐性と物理耐久を買われると需要は前作よりは増したと言える
鋼の登場でノーマル耐性は岩のアイデンティティでなくなった他その鋼も弱点として追加された
メタグロスのいなかった当時はそこまで影響が大きくないのは救い
バンギラスの影響による水技の使用率増加の方が痛手であり化石ポケモン以外は波乗りなどで即死するようになった(ウソッキーは当時完全にネタキャラ)
砂嵐の登場により当時は岩・地面・鋼以外毎ターン8分の1のダメージを与えられるという強力なダメージソースを手にした
第2世代後半
クリスタルバージョンで技教え親父の登場
新たな遺伝技・ポケモンスタジアム金銀のご褒美であるスーパー技マシン(今の技教えマニア)によりそれまで不可能だった技の組み合わせや強力なメイン.サブウェポンを習得したポケモンが登場
エレブー
初代からのサイコキネシス・金銀で習得した冷凍パンチに加え新たにクロスチョップを習得
単純に技のバリエーションが増えたのも一因だがクロスチョップの急所率のお陰で鈍いを積んだカビゴンにも奇襲できるようになった
ガラガラ
つるぎのまい習得によりますます強くなりエアームドですら受けられなくなった
ガラガラ対策に泥棒を持つエアームドも現れる
グライガー
タイプは優秀なものの技に難があり当初はあまり使われなかったがポケモンスタジアム金銀で地震持ちグライガーが入手でき多少は状況が改善された
サンダース
ライコウという壁はあったもののバトンタッチを獲得しサポート性能により磨きをかけた
スイクン
クリスタルで固定シンボルで登場することから厳選がしやすくなり実質的な耐久力が上昇
実戦で使われるようになった
パルシェン
まきびし習得で強化された
吠えるライコウとの相性の良さもあって前述のマイナー級から急転
使用率が大幅に上昇し一躍メジャーに
ブラッキー
バトンタッチ習得により黒い眼差しや鈍いと絡めた戦術が可能になった
メガニウム
剣の舞を習得
宿り木のタネとのコンボでカビゴンを押し切るなどが可能になった
リフレクターを使ってガラガラ受けにもなる
ライコウ・ランターン
念願の主力技の10万ボルトを覚えられるようになった
ライコウは吠えるを覚えさせてパルシェンと組ませた「昆布戦法」の金字塔となった
第2世代の水全般
吹雪弱体化によりこの時代から一気に需要を高めた冷凍ビームが習得可能になった
ポケモン(第2世代)について①
第2世代(概要)
1999
11/21 「ポケットモンスター 金・銀」 発売
「あく」「はがね」タイプの登場
「もちもの」の登場
「天候」の登場
「どく」「むし」タイプの耐性が変化
「ほのお」タイプのポケモンに「こおり」タイプの技が半減「エスパー」タイプのポケモンにゴーストタイプの技が効く(2倍)ようになる
「ほえる、ふきとばし」に相手の対戦ポケモンを強制交代させる効果がついた
「かぜおこし」のタイプがノーマルからひこうへ変化
「からてチョップ」のタイプがノーマルからかくとうへ変化
「かみつく」のタイプがノーマルからあくへ変化
「からではさむ」のタイプがノーマルからみずへ変化
「コイル.レアコイル」のタイプに「はがね」が追加された
発売延期を経てようやくポケットモンスター金・銀が発売(赤・緑・青・ピカチュウ版と一部連動していた)
新たにタイプが追加され前作では貧弱な攻撃技しかなかった属性にも強力な技がつくなど属性関係が大きく変化した
あくタイプとはがねタイプを追加したのはエスパーを弱体化する目的が大部分との事
ミュウツーは前作技マシンで10万ボルトや冷凍ビーム等を覚えさせる事が可能だったりフーディンが技マシンで手軽に3色パンチを覚えたり等相変わらず強い
はがねタイプは冷遇タイプの1つだったほのおタイプの強化など別の方での役目が強かった
どうぐが登場しどのポケモンでも戦闘中に体力・状態異常回復や火力や耐久力の強化などの手段が取れるようになった
ガラガラの専用道具のふといホネは攻撃2倍効果と非常に強力で今までサンドパンに全てにおいて劣っていた状況を完全にひっくり返し活躍するようになった
ねむる→はっかのみといったコンボも登場した
「とくしゅ」が「とくこう」と「とくぼう」に分離した(前作との互換のため努力値計算は2つを1つで行い特攻が努力値に加算された
特殊分化の調整のため前作で非伝説で能力値がトップだったパルシェンとギャラドスは一方を極端に下げられポジションとステータスがまるで釣り合わなかったカビゴンはとくぼうを大幅強化されるなど第1世代ポケモンはステータス調整に一喜一憂することになり一気に一線級の強さになったポケモンも逆に環境でほとんど見られなくなったポケモンも現れた
同時に伝説ポケモンの能力合計値も統一されたが逆に御三家は能力値が同じだったものが差別化され炎>水>草となった
一撃必殺の性能も変更されレベルによって判定されるようになった結果Lv55なら無効化されない限りどんなポケモンも倒せる強力な技になった
ポケモンのタマゴが初めて登場した(卵を産めるポケモンは厳選が容易になった)
親からの技を受け継いだ時のみ覚える通称「タマゴ技」「遺伝技」も登場し育成の幅はより広がった
戦術面ではねむる+ねごとのコンボ(通称ねむねご)、のろいが非常に優秀だった
ねむねごはねごとでねむるが出てもHP全快という反則的な性能
カビゴンは特防が大幅に上がっていて尚且つ元々鈍足につきのろいのデメリットも無かったため両方との相性がよくちょっとやそっとの火力では落ちない超耐久ポケモンとして大流行することになった
金銀の伝説ポケモンは技がひどいことになっており金ルギアはエアロブラストを銀ホウオウはせいなるほのおを覚えずライコウは10まんボルトを使えないなど散々な有様だった
2000~2001
2000/12/14 「ポケットモンスター クリスタルバージョン」「ポケモンスタジアム金銀」同日発売
公式大会のニンテンドウカップ2000が開催
カビゴンが大量発生してのろい・はらだいこ・じわれ・ねむるなどを主力に大活躍していた
くろいまなざし+ほろびのうたムウマもカビゴン対策として使われていた
決勝は剣の舞バトンタッチを受けたLv55ケンタロス無双と思いきや かの有名な「むし!!!(ヘラクロス)」のきあいのハチマキ→きしかいせいが決まり大逆転するという伝説が生まれる
クリスタル版で技教え人が初登場しポケスタ金銀でスーパー技マシンも登場した
せいなるほのおの無かった銀ホウオウやエアロブラストの無かった金ルギアがようやく日の目を見ることになった
今まで10まんボルトを使えなかったライコウやれいとうビームを使えなかったスイクンなども技の面で改善された
覚える技やタマゴ技も一部変わり有名どころではパルシェンがまきびしを覚えるようになった(「昆布」と呼ばれる戦法が流行することになる)
「昆布」とは吠えるや吹き飛ばしによる強制交代で相手にまきびしやすなあらしなどでスリップダメージを与え続ける戦法でありこの頃某ネット対戦で生まれた戦法だが(「昆布」という名称も「コンボ」の打ち間違いからきている)
まきびしを覚えるポケモンが当初のフォレトス(とドーブル)に新たにパルシェン.ハリーセンが加わり発動要員が増えた
パルシェンはリフレクターを使えフォレトスに比べ特殊耐久以外全て上回っている上にライコウとの相性がよかったのでよく使われることになったのである
ライコウが前述の通り10まんボルトを覚えるようになったためこちらも吠える要員として増えることになったが実機ではこの頃から三犬厳選は厳しいものがあった
余りに猛威を振るったはらだいこや一撃必殺技に禁止指定がかかることになった
現在においても広く対戦界隈で使われる役割理論や前述の昆布の全盛期でもある
タイプ不一致岩雪崩にもかかわらず太い骨のお陰でエアームドをも突破できるガラガラや初代より弱体化したがじわれの使用率の上昇により使われ始めたケンタロスや遺伝技でクロスチョップを獲得したエレブーやヘドロばくだんのおかげで水+毒という止めにくい組み合わせを手に入れたドククラゲは4匹まとめて最低四天王という名誉なのか不名誉なのかよく分からない称号を襲名
誰もが認める当時最強ポケモンのねむねご残飯カビゴンやアンコールで相手を縛り腹太鼓で爆発的な突破力を手に入れたピクシーや昆布戦法の黄金コンビことパルシェン+ライコウといった面々も (パルシェン以外は)エースにしておけば簡単にある程度の勝率をマークできてしまうなど高い突破力を持ったポケモン達である
逆にメガニウム.スイクン.ハピナス.ツボツボ.ブラッキー.エアームドなど当時の努力値システムの恩恵で高防御を誇った勢力がカビゴン以外にも現れ始め彼らを突破できずに100ターン以上試合が続くなどという光景も見られた(殆どが同時に決定力が低くお互い落ちない&落とせない)
3犬の中でエンテイが習得技面や環境での活躍面などでやたら浮き始めていた
3鳥で浮いていたフリーザーや第3世代時に600族・3王でそれぞれ浮いていたカイリューとレジロックが後続の作品で改善されたのに対しエンテイにはそのようなテコ入れがしばらく無く待遇改善は少し時間を置いて実現することになる
自分自身について⑩
お疲れ様です
1週間前にガールズバーに行ってきた
池袋の結構人気店に行ってきた
都心に行くのも久しぶりな上に綺麗な女の人が店内を埋め尽くし少しダークな雰囲気なお店なのだがそこから緊張してしまった
女の子と話すのだがまず最初は彼女らの自己紹介
名札を見せてきて趣味や好きなもの出身地だったり話のネタをそこからキャッチするのが多分ど定番なのだろう
女の子は基本的には僕より年下が多く在籍していた
会話のキャッチボールが続くか続かないかは彼女らのコミュニケーションと僕自身の価値観の相違がないかによって確実に違う
僕が推していたなおちゃんなんかは1つ年上だが他のスタッフと確実に違う点が1つあった
少しSっ気なんだ
下げて上げていくスタイルで冷静に話を進めてくれる
他の女の人なんかはおだててくれるのでドMの僕からしたら少し物足りない
また行きたいなと同時にそこのガールズバーは指名ができるので次に行く機会があれば指名していきたい
自分自身について⑨
お疲れ様です
音楽を聴いていくうちにメロディ重視な音楽とただ単にサウンドを楽しむ音楽という2種類の楽しみ方があると考えた
藍坊主やユニゾンなんかは何回聴いても歌詞の意味に見合ったメロディを出して何回でも聴ける僕自身の代表格になっているのだが今聴いているドロスの序盤のたまに出てくる曲や黒崎真音の曲なんかは後者の音楽が多いと思う
なんの意味があってこんなメロディで世に出したのだろうかとメロディ重視というか民衆受けしそうな曲ばかり聴いていた自分にとっては曲を聴いて覚えてライブを楽しむという価値観が前者に当てはめる方ができなかったが後者の価値観を考えてみたところそれがハマる
音楽の価値観のズレというものによりバンドの解散なんかよく聞く話だがその意味がようやっと分かった気がする
そしてこのタイトルで打っていくうちにやはりブログを始めた理由は自分の考えを人に説明できないからこうやって長々と打ってるんだなと思うことができた
しかし音楽なんかは人によって良し悪し決められるものだから人がオススメした曲が必ずしもどハマりするとは限らない
上記の2つの意味合いのある音楽を考えていくとサウンド重視の音楽が好きな人だって世にはいっぱいいる(テクノやブルースなどそこからジャンルが派生していくし)
人の履歴によって平沢進さんが好きだったりWANIMAとかのメジャーな音楽が好きだったり音楽ビジネスの話をすると音楽が好きだったり音楽をしているアーティスト(顔ファン)が好きだったり人の個性と同じく音楽のタイプは無限に存在していると思う
これから音楽を聴く時にはそんな価値観を踏まえて楽しく音を聴ける
と思えたカフェイン摂取しすぎて心拍数が上がっている者からでした
ポケモン(第1世代)について②
第1世代(ポケモン)
1位カイリュー500(600)
2位ファイヤー495(620)
3位サンダー490(615)
4位フリーザー485(610)
7位ウインディ・ナッシー455(535/580)
カイリューが使えたのは 97カップとこの後のニンテンドウカップ2000のみ
カッコ内は現在の基準における合計値
フーディン(405(540))やサンダース(430(540))は特殊が高いため強く感じるが実は合計値はそんなに高くなかったりする
ポケモン制限のある98カップの種族値トップはパルシェン・ギャラドス(ナッシー・ギャラドス)99ではファイヤーである
特攻・特防は共通のため特殊の値を2倍にして計算すると現代基準の実質合計種族値になる
初代の全国大会97の優勝者はLv55ケンタロス・マルマイン・スターミーという独特な構築のトレーナー
2代目の98の優勝者は吹雪ゲーのこの時代に吹雪ではなく冷凍ビーム使いで凄まじい強運の持ち主
3代目の全国大会はカウンターニドキング使いである
97・98カップともにメンバーがやたら固まり過ぎていたためか第1世代後半に開催されたニンテンドウカップ99では97・98カップで人気の高かったポケモンが軒並み出場不可能になった
ウルトラカップの登場により当初から規制対象だったミュウツーの強さが実証された
ポケモン一覧
ゲンガー
高い素早さから放たれる催眠術→夢くいのコンボは強烈
目が覚めたターンは行動できなかった為ゲンガーより遅かったらハメられる可能性が高かった
タイプ一致の技こそ無いが技の多さで活躍
99カップでは進化前のゴーストがペルシアン対策として使われた
ケンタロス
高攻撃力から繰り出されるタイプ一致破壊光線の威力は凄まじい
特殊もある程度高いため吹雪や10万ボルトといった特殊攻撃も可能
98カップでは全国大会出場者全員使用
97カップのLV55ケンタロスは圧倒的能力から切り札でもあり最強の敵でもあった
特攻70のため10万ボルトより圧し掛かりの方が大抵の水には効いてしまう
98カップの予選ではギャラドス+パルシェンの合計よりもカイリキーの方が需要が更に多い
サンダース
素早さ130のためほぼ先手を取ることができる
影分身+毒々
特殊も高く安定した強さを発揮したため当時からイーブイ系の中で初心者・上級者ともに愛用する人が多かった
急所率も高く相性が普通以上なら押し切りも可能
スターミー
タイプ優秀
初代から1番強さの変化が少ないと思われる
高めの素早さ.特殊から放たれるタイプ一致とサイコキネシス.サブウェポンの10万ボルト.吹雪を覚えさせてアタッカーを務めたり影分身+毒々+自己再生が使えたため長期戦にも使えた
吹雪でカバーできるため水技はほとんど使われなかった
スリーパー
催眠術を使え当時は特攻も高かった
タイプ一致も相まって夢喰いの威力はゲンガーよりも上
耐久力もフーディンをかなり上回り生半可な攻撃では案外倒れなかった
ダグトリオ
素早さがフーディンと並び120(同率4位)が大きくプラスとなった
地割れの命中が素早さに依存される為殆どの相手を倒せた
急所率が高かった切り裂くやタイプ一致の地震も技マシンいらずで覚えられた
使用率の高かったゲンガー・サンダースに対して強かったためその対策として使われた
ナッシー
当時での能力合計値はトップクラス
特防まで125あって非常に硬かったために 弱点をくらってもごり押しできることもたびたびあった
眠り粉や大爆発まで覚えた他に宿木の種+毒々のコンボまで覚えるなど芸達者
伝説の鳥ポケモンと変わらない特殊能力でのタイプ一致サイコキネシスも高い威力を誇る
フーディン
エスパータイプ
攻撃はサイコキネシスのほぼ1本だがかなりの素早さと他のメジャー連中より更に高い特殊.無いに等しい弱点で猛威を奮った
特防まで135もあったためトリデプス並の特殊耐久力を誇っていた
進化前のユンゲラーも1進化ポケモンにしては特殊・素早さが高く99カップではこいつに代わり活躍した
フリーザー
高い特殊とタイプ一致から放たれる吹雪が強烈
実質現代のファイヤーの大文字に匹敵する
「こおり」タイプ特性により氷漬けにならない
当時は三鳥の中では最も強かった
ラッキー
特殊の高さが重要視される時代であり格闘技もマイナーだったためそれなりの強さを発揮した
卵産み.地球投げ.毒々.小さくなる.カウンターなど補助技がそろっていた
当時の特殊の仕様上この時期はハピナスを上回る特攻を持ち攻撃面も侮れなかった
厳選難度はケンタロスやガルーラ同様恐るべき高さである
ラプラス
タイプ一致の吹雪と波乗りを持ちやたらと硬く素早さ以外にスキがないとされる
サブウェポンに10まんボルトを持たせられるため当時最強クラスの一匹に数えられていた
同属性のパルシェンや同じ技を使えるギャラドスより種族値合計は低かったが需要は圧倒的に上だった
ルージュラ
当時強いとされていたタイプである氷・エスパーを両方備えていた為サイコキネシス.吹雪の両方をタイプ一致で扱えた
催眠術以上の命中率を持つ眠り技も使用できケンタロスの破壊光線1撃で倒される防御力とは言え侮れない強さを持っていた
ウツボット
ほぼクリティカルの葉っぱカッターが下記のド忘れヤドランへの対策として注目された
自身もサイコキネシスに弱く気が抜けなかったことも確かである
物理技のバリエーションは実のところ貧弱といわれるダイパよりも実は狭かった
当時は痺れ粉+撒きつくの無限コンボも使えた
エレブー
ポストサンダースとして普及した電気ポケモンその1
他の電気ポケが扱えないサイコキネシスを覚えられるのがポイント
99での電気ポケの中では最高速(105)である
サイドン
99カップの地面担当その1
サンドパンに比べるとノーマル耐性以外難ありだったが最高威力の地面&岩技が使えたため結構人気はあった
得意な相手にはとことん強いが苦手な相手にはとことん弱いキャラである(ゴローニャは97カップの決勝大会に入っていたので99カップでは使用禁止だった)
サンドパン
99カップの地面担当その2で地面の中ではバランスのとれた能力を持つ
早いレベルで切り裂く.技マシンで地震などを覚え単純な火力ではダグトリオの上を行った
技のバリュエーションは他の地面担当に劣り、ほとんど固定されてしまうのが難点
剣の舞があるため(実際には運が絡むが)無双状態も可能に
ドククラゲ
当時は特攻も120ありハイドロポンプが凄まじい火力を誇った
素早さも100と高めでどくどく+巻きつくで注目されていた
エスパーに弱いのは短所だが毒無効により影分身+眠るも決めやすく99カップにはこいつより速い地面タイプはいなかったため先制水技で潰すことが可能だった
吹雪による多くのポケモンへの弱点突きも侮れない
ニドキング
99カップの地面担当その3
単純な使用率では上の2体ほどではなかったが公式大会の優勝者による巧みな立ち回りが当時注目を浴びた
能力バランスはこっちに分があり当時から技のデパートの片鱗を覗かせていた
バリヤード
フーディンの代用として99カップに台頭
素早さ・特殊はユンゲラーに見劣りしていたものの当時のエスパータイプでは珍しくサブウエポンに10万ボルトを持ち人気を集めた
みがわりも技マシン要らず
ピクシー
一致こそないものの多彩な技バリエーションの万能特殊アタッカーとしてノーマルではペルシアンに次ぐ人気を得た
低い素早さも電磁波でカバー可能
カウンターでペルシアン潰しにもなった
ペルシアン
99では猛威を振るっていた代表格
相手を選ばずにほぼ急所に当たる一致切り裂くと高い素早さ(99では2位で同率なし.1位はプテラ)により一躍脚光を浴びた
対策なしの場合はほとんどのポケモンは2撃で沈む
覚える技の都合上ゴーストで止まってしまう
99はペルシアン対策のみのカウンター所持者が多かったために身代わりとの2択ゲーになったりもした
ミュウ【禁止級】
初代にして最初の幻ポケモン
ドわすれがないため攻撃面はミュウツーに劣るが 種族値ALL100と当時の努力値配分・弱点がろくにないエスパー
全ての技マシンが使えることにより補助の性能が凄まじく たまごうみ・電磁波・どくどくと泥試合にかけると手が付けられない
裏ウルトラカップのマスターでは最終戦でこいつが出てくるが この1体に煮え湯を飲まされたプレイヤーも多いだろう
ミュウツー【禁止級】
説明不要の初代最強ポケモン
種族値の高さとエスパー属性自体の強さ
ドわすれによる決定力UPでサイコキネシス一本で大半のポケモンを倒せ10万ボルト・吹雪とサブウエポンも完備
苦手タイプのゴーストがすべてどくタイプ持ち虫はダブルニードルぐらいしか技がないという始末
氷でも水でもないのに吹雪を使えるうえ当然の如く自己再生も使えるという鬼神の様な強さで
ジムリーダーの城やウルトラカップにおける反則キャラポジションとなった
ヤドラン
当時は瞑想の倍の効果を持っていたド忘れにより台頭
電磁波・地震もありうかつに電気を出されても返り討ちに出来た
鈍足なので当時の仕様から10万ボルト急所であっさり逝くケースも珍しくはなかった
ユンゲラー
99カップではフーディンが使用出来ないため代用として登場
進化途上とはいえ高水準の特殊と素早さそして弱点がまともにないエスパータイプという利点で戦力となった
フーディンのように禁止されたポケモンの多くがエスパーのため相対的にサイコキネシスの使い勝手がUP
交代読みの自己再生や電磁波も優秀
素早さで上回るポケモンが増えたためフーディンのように「出せばイケル」という展開にはならなかった
物理面での紙耐久が大いに響き特にペルシアンが天敵
ライチュウ
ポストサンダースとして普及した電気ポケモンその2
エレブーに比べるとやや遅いが他の電気ポケが扱えない波乗りを覚えられたため交代読みや手負いの地面系を返り討ちに出来ることも(覚えるにはピカチュウの時に初代ポケモンスタジアムを経由するとやや面倒な手順をとる必要がある)
リザードン
初代の炎御三家
初代の炎自体は不遇であったが99カップではヤドラン対策のウツボットに有利だった為かそこそこの需要はあった
同属性のファイヤーに比べメインウェポンの決定力は劣るが 地震.切り裂くと炎の中でもサブウェポンが優秀だった
素早さの高いポケモンが軒並み禁止になった中素早さ100からの地割れもかなり強烈
ピカチュウ版まで飛行技を覚えられなかったりする
ポケモン(第1世代)について①
第1世代(概要)
1996
2/27 ポケットモンスター 赤・緑 発売
10/15 ポケットモンスター 青 通信販売開始
記念すべきポケモン黎明期
発売当初はポケモンの収集がメインの楽しみ方でプレイヤー間での対戦があまりされていなかった
当時KTCから出版されていた「遊びつくす本」「極める本」は 通信ケーブル対戦にも焦点を当てた当時としては珍しい攻略本であった
ネットなども普及していなかった当時のプレイヤー達には大いに参考になった
相手に先手を取れるか否かが分かれるため すばやさが重要
事実上弱点の存在しないエスパーが強い
無抵抗にする眠りが強い
眠らせつつ体力を回復できるゆめくいが強い
3割で永続で凍るふぶきが凶悪(加えて当時は命中90だった)
はかいこうせんは相手にとどめをさす時に使えば次のターンでは反動が無くなる
エスパータイプで素早さが高く技マシンでふぶきも覚えられるミュウツーは文句なしの最強ポケモンという結論に至った
素早く先手で眠らせられるゲンガーは強力でタイプ一致でゲンガー以上に強力なゆめくいが使えるスリーパーも凶悪ポケモンの一角であった
こおりポケモンはタイプ一致で強力なふぶきを繰り出しつつなおかつこおり属性は凍らないと言う事もありフリーザー・ラプラスなども強力なポケモンとして扱われた
鋼はまだ存在せず格闘はエスパーにより抑えられ炎・岩もメジャー水タイプによりと当時は殆ど気にならなかった
公式・非公式問わず催眠に対する厳密なルールが敷かれることがあるのはこれらの時代からの教訓であろう
他の戦術として凶悪なものにどくどくやしびれごななど相手を猛毒.麻痺にさせまきつくといった拘束系の技のコンボが挙げられる
麻痺状態は (素早さ1/4)+(20%の確率で行動不能)になるものであった
拘束系の技も今の仕様とは違い技が続いている間相手は全く行動できないという凶悪な性能を誇っており一度ハマれば相手の行動を全く受けずに撃破することができた
麻痺状態になったとき高速移動などで素早さが上がると麻痺状態のときに低下した素早さが元に戻る現象が起きていた
1997
初代公式大会開催「ニンテンドウカップ97」
ルール上ミュウツーとミュウ以外は出場できたが決勝リーグで出てきたのは22種だけ
出場ポケモンはLV50~55で出場ポケの3体の合計は155まで
初期はまだまだ環境が手探り状態でルール無しの頃から強いといわれていたゲンガーやフーディンやフリーザーなどが使われていたが ケンタロスやスターミー.小さくなるラッキーなどはこの番組からメジャーになったものである
やはり強かったのはLv55ケンタロスで優勝者も使っていた(生半可なメンバーでは3ターンキルされる事もあるある雑誌では「闘神」と評されていた事もある.相手を1撃で倒せば反動が出ないはかいこうせんが猛威を振るっていた
かげぶんしん戦法も凶悪で回避率が壊れ性能だった事を物語る
どくどくや再生技と合わせられるとほぼ手が付けられなくなる
1998
8/1 ポケモンスタジアム発売
9/12 ポケットモンスター ピカチュウ発売
98年の公式ルールは初代ポケスタを用いる関係上ポケスタで使用可能なポケモン33匹だけがエントリー可能であった
レベルは30に統一
前年と違いレベル配分と言う概念はなくなったが主流のポケモンは前年と変わらずケンタロス.サンダース.スターミーなどであった
マンネリ化を打開すべく前年に引き続きポケモン対戦を放送していたマリスタでは 「この33匹をABCのグループに分け初手は必ずCグループのポケモンを出す」と言う特別ルールを設けた
Aはいわゆるケンタロスやスターミーなどの強力なポケモンでBCは今風に言えば中堅マイナーなどといわれる類のポケモンである(このルールはエースのAグループポケモンを温存するあまり入れ替えがしづらいと言う側面を持っており今ひとつの相性でもゴリおすと言う光景が見られたがこれを逆手に取った戦法が「かげぶんしん+ねむる」戦法である)シャワーズやナッシーなどの硬いポケモンで相手の攻撃を耐えつつ影分身を積みその回避率で眠るリスクをも減らすと言う黄金パターンである
かげぶんしんが流行した当初は最初にどくどくを使い相手を猛毒にする事で対策をとるプレイヤーもいたが状態異常の回復も可能なねむるの前には意味を成さなかった(末期は互いにこの戦略が横行し影分身眠る同士の泥仕合が毎週放送されると言う異常な事態が発生していた)
98年全国大会には7人中3人が 当時のネットの乏しさから知られていなかった個体値・努力値システムを把握して育成したポケモンを実践投入していた(そのうちの1人は当時の捕獲難易度が今で言うXD産サンダーに近いといわれていたラッキーにも及んでいてほかの2人よりも上の個体値を厳選したという今から見てもその根性を賞讃してもいいくらいだった(LV30なので努力値がMAXまで入れられず能力が低くなるポケモンが多かったため防御の低いラッキーは使いづらかったと思われる)
1999
4/30 ポケモンスタジアム2発売
10/10 ポケットモンスター 青 一般発売開始
次回作である金・銀が発売延期を繰り返す中で赤・緑ベースでの開催を余儀なくされた99年大会では使用ポケモンに関して大胆なルールが設定された(「ミュウ.ミュウツーおよび今までの公式大会の全国トーナメントに参加していたポケモン使用禁止」というものであるがこれは97.98年の大会で使用されるポケモンのメンツが固定化されていた為にそれまでと差別化する意味とポケスタ2発売による追加ポケモンにスポットを当てる為であると思われる)
スターミーやケンタロスといった従来のいわゆる強ポケが軒並み姿を消しそれまではマイナーに分類されていたポケモンの活躍が目立っていた
ステータス上特攻と特防は特殊ひとつにまとめられていたため特殊を2段階上昇させることができた度忘れ(さすがに強すぎたのか金銀以降は特防のみ2段階上昇に調整)が異様な強さを持っていた(今で言うと1ターンで瞑想を2回使えるようなもの)
特殊が高くて度忘れ(+眠る)を使えたヤドランを愛用する人が多かった(初代ではエスパーの弱点はあって無いようなものだったため、度忘れをうまく積むことができればなかなか落ちなかった)
同時に当時は急所技のきりさくやはっぱカッターの急所に当たる確率が高かったため急所技をタイプ一致で使え攻撃と素早さが高いペルシアンを使う人も多かった
身代わりの仕様もポケスタ2から変更になり変化系や状態異常技を回避できるようになった
はかいこうせんの反動が相手を倒した後も発動するようになりはかいこうせんの人気がすっかり落ちてしまった
硬いヤドランを突破するためにじわれなどの1撃必殺技が台頭しペルシアンのきりさくへの対抗にカウンターなどが使われた
ファイヤーのみこの公式大会で使用できた唯一の伝ポケであった
当時は炎タイプ自体人気が無かったので当然とも言える
第1世代で強かったポケモンの特徴として全体的に素早く特殊(攻撃)が高いことが挙げられる
エスパー(弱点とされる技の威力が低すぎるまたは効かない.弱点となる技の使い手のほとんどがエスパーに弱いなどのため事実上弱点なし )
氷(タイプ特性により凍らない.エスパーほどではないが弱点となる技が少ない.主力技となっていたふぶきの命中率が90%.こおりになる確率も3割と性能が非常に高い )
技や戦闘システムの仕様も現在とは大きく異なり「こおり」状態は炎技を食らわない限り自然治癒されない(これにより3割で凍る吹雪が事実上最強の技とされていた)
「ねむり」から覚める時も1ターン消費して何もできない(素早いポケモンで眠らせればはめることも可能)
切り裂く.葉っぱカッターといった急所技のクリティカル率が非常に高い(攻略本では9割9分と表記されていたほど)
地割れやつのドリルなど即死攻撃の命中は素早さに依存していた(素早さが相手より低い場合は命中しない)
影分身のように回避率を上げる技は1回使っただけで異常なほど回避率が上昇した
破壊光線を使った際は相手が倒れたならば反動による行動不能にならなかった
急所はプラス効果も無視するので攻略本の剣の舞→切り裂くや嫌な音→切り裂くは事実上無意味だった
特殊=特攻+特防のため特殊が高い方が他の能力が高いことよりも有利だった
炎(当時は鋼もなく草・虫自体が不遇の上ルージュラ以外の氷には電気も有効だった為ろくな役割が無い )
草(氷を含む多数の弱点がありエスパー属性を持つナッシーは例外的に人気だった)
格闘(当時最強のエスパーに弱く技も地獄車のようにろくなものが無い)
虫(弱点はマイナーだったがタイプ一致技の威力が低すぎで存在意義が低い などが挙がる