探究心を簡潔にまとめた

世間的に知る必要があるもの/初めてなんだけどなにをすりゃいいのか/検索かけたけど要点だけ知りたい→力になりたい

ポケモン(第7世代)について②

第7世代(ポケモン)

第7世代前半(サン・ムーン発売後~ポケモンバンク対応前)

一時的にすべての互換が切られコロシアム解禁前のRS.ポケムーバー配信前のXYを彷彿とさせる環境に

使用可能なポケモンアローラ図鑑に掲載されているポケモン+島スキャンで出現するポケモンのみでありポケムーバー配信前のXYよりもポケモンの数は少なかった

HPと素早さが低い傾向で御三家と序盤ポケモンは軒並み遅く一部を除きシングル環境への干渉が少ない異例の事態

全体的にダブルバトル意識のポケモンが多く別分野で価値を見出されるポケモンも少なくはない

UBを中心に前例のないレベルで極端な種族値配分のポケモンが増加している

 


アシレーヌ
御三家の1体で水・フェアリー複合の特殊アタッカー
サーナイトより1高い特攻と特防を持ち特殊技のレパートリーもみずタイプとしてはかなり広め
身代わりを貫通する専用技うたかたのアリアによりオニゴーリグライオンに強く出られる

 

ウツロイド
今作の準伝説のUBの1体で岩タイプとしては非常に珍しい高速特殊アタッカー
ガブリアスを1上回る素早さから広範囲の特殊技を繰り出すことができ特性のビーストブーストにより火力も補強でき相手の手持ち次第では全抜きできる可能性を秘めている
特殊耐久も非常に高く一致抜群ですら容易に耐え抜いてしまう
ステルスロックやどくびしなどサポート適正もある
ただし防御はアンノーンメタモンにすら劣る数値であり物理面は非常に貧弱
はがねタイプには基本的に手も足も出ない

 

ガオガエン
御三家の1体でありヘルガーに次ぐ炎・悪複合
ラグラージに似た配分の種族値となっており耐久と火力を併せ持つ
専用技のDDラリアットは相手の能力変化を無視でき専用Z技のハイパーダーククラッシャーは受けにくい悪技を高威力で放てる点が強力
隠れ特性の威嚇も非常に強力であるが現在は未解禁

 

カプ・コケコ
今作の準伝説のカプの1体で電気・フェアリーの複合
登場した瞬間エレキフィールドを張り巡らせるため攻撃115特攻95ながら火力はかなり高くしかもそれを素早さ種族値130から放つことができる
物理電気技が反動のあるワイルドボルトのみじゃれつくを覚えないといった理由から攻撃>特攻のステータスながら環境にいるのはほとんどが特殊型である
電気技以外の火力は低くタイプ一致のマジカルシャインでもガブリアスを倒せない
耐久が低めな点にも注意したい

 

カプ・テテフ
カプの1体でエスパー・フェアリーの複合
登場した瞬間に今作初登場のサイコフィールドを張り巡らせエスパー技の威力が1.5倍に
こだわりメガネを持たせれば特殊受けだろうと強引に突破してしまう
サブ技も一通りはあり役割破壊も比較的得意なためエスパー特殊アタッカーとしてはシェア独占に近い地位に

 

カプ・ブルル
カプの1体で草・フェアリーの複合
登場した瞬間にグラスフィールドを張り巡らせそれで強化されたウッドハンマーは草半減程度では受けられない
威力は劣るがウッドホーンにより回復しながらの持久戦も可能
草を半減する鋼タイプには馬鹿力での対抗も可能で他にも宿り木の種やビルドアップ.岩石封じに挑発と意外と器用
毒が4倍
カプ4体揃って毒が弱点であるためサブに毒技を持ったポケモンが増えている点には気をつけたい

 

カプ・レヒレ
カプの1体で水・フェアリーの複合
登場した瞬間にミストフィールドを張り巡らせる
他のフィールドと違って唯一火力補強ができずこちらの熱湯で相手をやけどさせることができないデメリットがあるが味方が恩恵を受けやすいのが特徴
火力が低めであるからこそカプ専用技の自然の怒りが最も活きるポケモンだと言える
攻撃一辺倒な他のカプと違い物理流し.特殊流し特殊アタッカーと初見で型が読みにくいのもメリット
回復技はアクアリングとZ技のくろいきり・しろいきり・リフレッシュ・自己暗示のみ

 

カミツルギ
UBの1体でナットレイに次ぐ草・鋼の複合タイプ
道具を自由に持てるポケモンの中では攻撃種族値181と常識破りな数値を誇り109の素早さとビーストブーストもあって対策しなければ一気に全抜きされてしまう
技の威力こそ最大がリーフブレードの90と低いがそれを強大な攻撃種族値で補っておりさらにハサミギロチンまで使えるため草・鋼・闘に有利な物理受けであっても油断できない
HPこそ59と低いが防御はナットレイと同じ131もあり物理耐久はガブリアス並にある
特防は31と壊滅的であり耐久調整を施さなければ半減で受けられる攻撃であっても瀕死になりかねないほど脆い

 

ガラガラ(アローラのすがた
ガラガラのリージョンフォームで原種と違い炎・ゴーストの複合
ガラガラであるため当然太い骨に対応しその攻撃力は馬鹿にならない
特性が避雷針なら電気技も受け付けず、その独特の耐性から氷やフェアリー技をサブウェポンに持つ電気タイプに対して圧倒的な強さを誇る。

 

キュウコンアローラのすがた
キュウコンのリージョンフォームで唯一の氷・フェアリー複合
原種と比べて種族値が攻撃から素早さへ9移動しており無駄が少ない種族値
ゆきふらしにより必中吹雪を放てるほかリフレクターと光の壁を兼ね備えるオーロラベールを高い素早さから繰り出せる点が強力
特攻種族値は全く変わっておらず原種と違って天候に火力補強効果もないため意外と火力不足

 

テッカグヤ
UBの1体でエアームドに次ぐ鋼・飛行の複合タイプ
タイプに比較的優秀な防御と特防.非草タイプながらやどりぎのタネ使用可能と相手を受けて流すサイクル構築への適性が非常に高い
UBとしては種族値配分が均等で5つの能力どれにでもビーストブーストが可能
再生・先制技こそないが重さ999.9kgから出せる火力安定のヘビーボンバーを筆頭に攻撃技の種類は多く物理受け・特殊受け・物理アタッカー・特殊アタッカーのいずれもが成立する驚異の汎用性で新ポケモンの中でも型の読み難さは屈指

 

デンジュモク
UBの一体の電気タイプ
それらでは唯一の単タイプ
特攻種族値173という圧倒的な火力水準をもちいかなる条件でもビーストブーストは特攻にかかる
ほたるびによる鬼に金棒な特攻積みが可能でサブ技には相性補完に優れた草・フェアリーと攻撃範囲も広め
1積み130族抜きが可能な程度の素早さをもちそれを補強しての全抜き特化がやりやすい
型としてはスカーフで先制するかZ変化技(催眠術.雨乞い.エレキフィールド)で素早さを積むものが主流で特にZ催眠術は最低限1積み出来て当たればほたるびの起点になるため爆発力が非常に高い
カプ・コケコに比べ起点を選ぶ点.避雷針もちのアローラガラガラに受け流される点は悩みどころ

 

ドヒドイデ
水・毒複合タイプの耐久型ポケモン
トリデプスに似た種族値を持ち物理・特殊共に鉄壁の守りを誇る
高速再生技の自己再生.相手を火傷にできる熱湯.毒タイプなので毒々で突破されずむしろ相手の耐久ポケモンに毒々を必中で放てる特性再生力によりサイクル戦にも向くなど耐久ポケとしてはかなり高い性能を誇る
弱点がメジャーすぎるのが欠点であり環境の中心であるカプ・テテフガブリアスどちらにも対抗できないのは難点

 

フェローチェ
UBの1種でヘラクロス以来の虫・格闘複合
AC共に137という圧倒的な攻撃性能と素早さ151という超高速を両立している
特性ビーストブーストとのシナジーが凄まじく一度ブーストがかかるとゴーストタイプのポケモンや先制攻撃技やスカーフ・タスキ持ちがいなければまず突破できない
虫タイプや格闘タイプとしては珍しく冷凍ビームを覚えドラゴンタイプに対しても強い
攻撃性能の代償として耐久はサメハダー以下と極めて貧弱でありタスキを持たせない場合は返しの一撃で葬られてしまうことも

 

マッシブーン
UBの1種でフェローチェと同様に虫・格闘複合
HABが非常に高く物理受けとしてはクレセリア以上の数値加えて再生技の羽休めで火力不足のポケモンは軽く流すことが可能
ガブリアスマンムー.ランドロスなどの物理アタッカーにも十分に対抗できるタフなポケモンである
一方Dはかなり低く特殊に弱いがHは高いので補強すれば並程度の耐久にはなる
密かに中速なのでスカーフ持たせて抜き調整も無くはない
技に関してはタイプ一致に「鉄板」と呼べるものの層が薄い反面地震エッジ毒突き雷パン冷パンとサブの充実度が高い
飛行4倍の弱点もち
環境上位にメガボーマンダや虫と相性の悪いフェアリーが存在するため相手はかなり選ぶ
準伝枠としてのポテンシャルもありポケモン数の絞られたバンク解禁前の使用率はそれなりであったが解禁後となった現時点での出番は限定的

 

ミミッキュ
攻撃技を一度だけ防ぐ特性「ばけのかわ」により極めて安定した遂行力を発揮するゴースト・フェアリータイプ
種族値は積み前提とすれば及第点で先制技のかげうちも習得可能
対面で優位が取りやすくアタッカーとしての適性は高い
タスキやハーブなど持ち物の自由を確保しつつ初手ほぼ被弾無しで行動できるため初手つるぎのまいの他.電磁波・鬼火撒き.トリックルームといったサポート役としても優秀
ゴースト・フェアリーの組み合わせも弱点2無効3と耐性良好.一致の攻撃範囲の広さも強み

 

カビゴン
フィラ等の一部木の実の仕様変更でくいしんぼう型が強化
リサイクルと組み合わせると擬似的な再生回復として使えはらだいことの相性も良い
専用Z技「ほんきをだすこうげき」.ダブルで貴重な単体地面技「10まんばりき」を習得

 

ギガイアス
特性すなおこしを獲得
大爆発により天候変化後即退場し本命の無償降臨という立ち回りが可で砂パ始動役の道が開けた

 

コータス
特性ひでりを獲得
最速おさきにどうぞドレディアと併せたダブル晴れパの主砲としてWCS2017のトップメタに
ギガイアスと同様に大爆発による交代・差別化も可能

 

ゴロンダ
先制技バレットパンチを習得
苦手なファイアローこそ弱体化したが強力なフェアリーの増加で4倍弱点を突かれやすくなったのは痛い

 

バイバニラ
特性ゆきふらしを獲得
同特性持ちでは特攻が最も高く「種族値配分が惜しい」という従来の不満点はほぼ帳消しに
霰始動から大爆発で立ち回りの差別化も容易
くだけるよろい型も素早さ二段階上昇に変更され強化
前作と比べるとフェアリーの増加による鋼技の需要が増えた点は向かい風である

 

フライゴン
りゅうのまいを習得しガブリアスとの明確な差別化ができるようになった

 

ペリッパー
特性あめふらしを獲得
一致必中暴風を打てるようになり雨パの始動役としてもアタッカーとしても活躍できるようになった
特攻種族値も10上昇し火力もさらにアップ
ペリッパーの大幅強化によりピカチュウやホエルオーなど意外なポケモンが活躍の機会を得ることになる

 

ポリゴンZ
Zワザが登場
テクスチャーをZワザ化させることにより一ターンで全能力を一段階上昇させることが可能になった

 

マンタイン
こんらんややけどこそ弱体化したもののHP種族値20上昇と念願のはねやすめ習得により耐久性能が大幅向上

 

ブースターを除く特性が「こんじょう」「ふしぎなうろこ」「ねつぼうそう」のポケモン
火傷のダメージ率低下でより場持ちしやすくなった
ミロカロスは不思議な鱗を活かした物理受けが現実的になりB特化した場合防御種族値は145相当

 

メガシンカによって素早さが上昇するポケモン
メガシンカしたターンの行動順がシンカ後のステータスで決まるようになった
これまで元の微妙な速さ・耐久を補うため守る必須だったメガルカリオ等にとっては朗報

 

炎全般(ファイアロー除く)
増加したフェアリーおよびその対策となる鋼に対する耐性がより活きるようになった
ファイアローの弱体化によるその対策となっていた岩技の搭載率の低下.従来まで炎タイプ自体の大きな抑止力として機能していたガブリアスの個体数の減少も追い風
火傷のダメージ率低下は地味ながら痛い

 

鋼全般
強豪フェアリーの蔓延により攻守ともに需要が大きく伸びた
トップメタであるカプ・テテフの一致技を唯一すべて半減できるタイプである点は特筆すべき
炎タイプと含めて地面技で弱点を突かれる点には注意
テテフに対しても半減できても特殊耐久が並以下ではフィールド下サイコキネシスで簡単に押し切られるので決して気を抜くことはできない
命中難だがきあいだまにも注意
ハッサムなどバレットパンチへの依存度が高いポケモンはサイコフィールドの影響で先制技不可になる点も悩みどころ

 

素早さ種族値102未満のポケモン
ガブリアスがトップメタから陥落し個体数を減らしたことで従来に比べ先手を取られて即瀕死またはそれに近い展開になりにくくなった
シングルではまだまだ十分メジャーでありあくまでそのような展開が減ったという程度

 

カイリキー
混乱時の自傷率が1/2から1/3に低下した為ノーガード爆裂パンチの戦法自体が弱体化
弱点であるフェアリータイプのポケモンに新勢力が増えたのも辛い
火傷のダメージ率低下により根性型が強化されたのはプラス
VC産のポケモン隠れ特性固定であるためノーガード地割れ戦法は使用出来ない

 

ガルーラ
親子愛の再攻撃時のダメージ補正が25%に低下し実火力が5/6に低下
特殊型の実用性は大きく低下した
不意討ちの威力が10低下したことや7世代産はひみつのちからやグロウパンチが使えないのも痛手
初ターンからメガシンカ後の素早さ100で動ける点では強化されているが総合的にみるとやはり大幅な弱体化である(それでも強いが)

 

ゲンガー
特性浮遊がのろわれボディに変更され第3世代から第6世代まで無効だった地面技が再び弱点になった
みちづれの弱体化も痛手
メガシンカする場合最初から素早さ130で動ける点やフィールドの恩恵を受けられるようになった点メガシンカせずともどくびしを回収できるようになった点は優秀

 

ファイアロー
疾風の翼にHP満タンのみ発動という制限が加わり著しく弱体化
ブレイブバードは反動で特性が即機能停止し羽休めとの併用は実質不能
HDなどの耐久に振って種族値以上の働きをする使い道はほぼ不可能になったといえる
サイコフィールドや一部新特性などで先制技自体を封じられやすくなってしまった
Z技で反動を消して大火力先制技にすることはできるという新たな個性を得ている

 

ヤミラミ
メガシンカしたターンの素早さの仕様変更でメガ直後に先制で補助技を打てなくなりやけどの定数ダメージも減少した
クレッフィ同様悪戯心が悪タイプに無効化されフェアリータイプの増加とかなり動きづらくなった
通常ヤミラミも悪戯心挑発を食らわなくなったという強化点もある

 

特性が○○スキン(ミラクル.ノーマルを除く)のポケモン
ダメージの倍率が1.3倍から1.2倍に下方修正された
ニンフィアはライバルのフェアリーが増えた上にZワザもスキンが適用されないため使用率が大きく減少
元は倍率1倍だったノーマルスキンのみ例外でSMでの1.2倍は強化点
メガボーマンダメガカイロス等素早さの処理によりトータルでは強化とみられるポケモンもいる

 

メガシンカによって素早さが低下するポケモン
メガシンカしたターンからシンカ後の速さで行動する仕様によりメガシンカすると素早さが下がるガブリアス.メガシンカ前のみ特性で先制できるヤミラミなど以前よりメガシンカのリスクが少なからず上昇しているポケモンも存在する

 

素早さ種族値95以下かつ低特殊耐久のポケモン
フィールド効果により超火力+先制技無効のカプ・テテフがトップメタとなったことで制圧されやすくなった

 

岩・氷全般
フェアリー蔓延による鋼技の使用率上昇によりフェアリー対策のついでに弱点を突かれやすくなった
岩タイプのほうはファイアローの弱体化による役割減少も向かい風
リザードンなどが相変わらず環境上位にいる関係で岩技の面はまだまだ有用
氷タイプは逆にファイアローの弱体化がプラスに働いており更に絶対零度を無効化することができるようになりオーロラベールの登場で天候が霰のときに限り氷の耐性を補えるようになった
それら以前にZ技のまもる貫通により防御面の酷さがますます悪化した為氷の追い風となる点は事実上微強化にしかなっていないのが現状である
攻撃面でもフェアリーにより対ドラゴン枠の立場すら危ぶまれはじめた

 

一部を除いたドラゴンタイプ
フェアリー蔓延の影響から立場は前世代以上に危ういものになり鋼の採用率上昇もあってドラゴン技の一貫性がかなり低下した
実績を残している一部600族は優れた素のスペックと広い技範囲.サイクルでの相性補完で適応
(前世代まで数々の逆風がありながらもトップメタを維持し続けていたガブリアスでもシーズンを追うにつれて採用率の低下が見受けられるようになっている)
それらの無いドラゴンの活躍の機会はますます限定的なものとなり上位下位の格差はさらに広がっている
アローラの600・準伝ドラゴン(ジャラランガアクジキング)がシングル環境に食い込まない点も格差の一因か

 

特性「いたずらごころ」のポケモン全般
悪タイプのポケモンに対するいたずらごころ込みの変化技が無効になったりサイコフィールドや先制技を封じる特性の追加などで対策されることが多くなった
いたずらごころポケモンが多用するいばるやでんじははそれらの変化技が引き起こす状態異常そのものも下方修正を受けている

 

ちいさくなる持ちのポケモン全般
Zワザを初めとする必中技の増加やヘビーボンバーの強化により対策されることが多くなったTODの廃止により強引に逃げ切ることも不可能に

 

悪全般
特性いたずらごころポケモンが使う変化技を無効化できるようになった
ただしタイプ一致で使えるふいうちの威力は70に低下した上使用自体を封じる特性も登場した
カプ系等の強力なフェアリーが増加し一時期環境から実質誰もいなくなった時期もあった

 

しぜんのちからなど「場所」によって効果が変わる技持ちのポケモン
この系統の技はカプの登場により格段に狙いやすくなった「フィールド」変化の影響も受ける
しぜんのちからはノーマル技(トライアタック)を出す前提での考察が基本だったので影響は少なくない

 

格闘・虫全般
ファイアローの弱体化により動きやすさが大幅に向上
前世代以上にフェアリータイプが蔓延しており第5世代のような強さには及んでいないのは確か
格闘タイプにとってはエスパー・フェアリー複合で1.5倍でエスパー技を放てるカプ・テテフの影響が大きい
虫タイプはきゅうけつの威力が4倍にまで大幅上昇し一部の耐久型にとっては強力なウェポンを手に入れたといえる

 

草全般
フェアリーメタとなる毒技が更に増加し弱点を突かれる場面が依然として多い
やどりぎのタネを主軸とした耐久型もナットレイ.メガフシギバナを除くと 種族値.タイプ相性共にテッカグヤの下位互換になりやすく立場を奪われがち
ファイアローの弱体化により選出を縛られにくくなったほかカプ系に比較的有利に立ち回れる点は追い風といえる

 

毒全般
フェアリー蔓延による攻撃技としての需要増加の一方自身の特性で先制技無効かつ1.5倍の威力でエスパー技を放てるカプ・テテフの登場により(メガ)ゲンガー.アローラベトベトン等を除くと選出を縛られがちになった

 

 


第7世代中盤(ポケモンバンク対応後)

2017年1月25日にポケモンバンクがサン・ムーンに対応し前作や初代VCからポケモンを持ってくることが可能になった

初代VC産はシーズン2のスペシャルを除きレーティングバトルでは使用出来ないので注意

主にORAS教え技絡み・準伝説絡みの強化が多い

 


オオスバメ
特攻種族値が25上昇したことによりきもったま特殊型の選択肢が増えた
根性型もきしかいせい習得や火傷ダメージの低下などで強化された

 

オムスター
初代VCの技マシンでつのドリルを覚えることができハピナス等の特殊受けを強引に突破できるようになった

 

キレイハナ
蝶の舞を習得し特殊型の積み技ができるようになった

 

ツンベアー
特性にゆきかきが追加され霰パでの高速アタッカーとして運用できるようになった
攻撃種族値が20増えたのも嬉しい

 

ディアンシー
メガシンカしたターンからS110で行動出来るようになった上専用技のダイヤストームがBが二段階上昇するよう強化され特殊方面でもパワージェムを覚えられるようになった

 

ドードリオ
素早さ種族値が10上昇し剣の舞と飛び蹴りを新規習得
ムクホークとは明確に差別化された

 

ニョロボン
初代VCの技マシンで地割れを覚えることができ心の眼+地割れのコンボが第2世代以来再び可能になった
Z技で使いにくい格闘技を一度だけ強化可能に

 

バシャーモ
麻痺状態の下方修正により運も絡むが機能停止することが少なくなった
格闘タイプとしてはフェアリー相手(マリルリカプ・レヒレを除く)でも止まりにくく
相性の良い相方カプ・テテフの登場やファイアローの弱体化も追い風
ソーラービームやかみなりパンチをベースにしたZ技を採用すれば受けに出てきたマリルリ等を突破できる可能性もある
確実に加速するために守ろうとしても弱点Z技で出落ちする可能性が高くなった点は向かい風

 

フシギバナ
テテフを除くカプ系統のすべての一致技を半減することが可能
厚い脂肪による優秀な耐久性能も健在
バシャーモ同様ファイアローの弱体化も大きい

 

ヤドラン
ニョロボン同様初代VCでじわれを習得可能な上再生力と両立可能

 

フライゴン
教え技の逆鱗が使用可能になりりゅうのまいと両立可能になった

 

クイタラン
オーバーヒート.フレアドライブ.そして優秀な専用技のほのおのむちを習得
フィラなどの一部木の実の強化で特性くいしんぼうの実用性が増し攻守共にかなり強化された

 

ルナトーン
念願のパワージェム習得により岩技の火力が大きく改善
HP種族値が90に上昇して耐久面も強化された

 

ミノマダム
不意打ち・蝶の舞・むしのさざめきを習得
がむしゃら・夢特性の防塵と両立可能に
ゴミのミノのみにメタルバーストを習得
個性派揃いの他の虫鋼勢と蝶の舞と合わせて明確な差別化に成功した

 

種族値が上昇したポケモン
第6世代の頃と異なり2進化ポケモンの最終進化系以外にも種族値の修正が施された
特にアメモース種族値の上昇っぷりはすさまじくなんと特攻と素早さにそれぞれ20ずつもプラスされた

 

スイクン
熱湯のスリップダメージ半減
等倍でのゴリ押しが通用しやすいZ技の登場により攻防ともに下方修正
優秀な複合タイプを持つ耐久水のカプ・レヒレの登場も痛手
配布以外の個体も思い出しでぜったいれいどを習得出来るようになりのんき以外でもぜったいれいどを使えるようになったが一方ではぜったいれいどが氷タイプに無効になり氷タイプ以外の使用時は命中率が下がるよう調整された

 

ノコッチ
麻痺による素早さ低下が1/4から1/2になったせいでてんのめぐみまひるみ型の実用性が大きく減少した

 

ドーブル(ダブル).ダークライ
ダークホールの命中率が50%に低下
ワイドガードでも対処可能となり回避されやすくなった
フィールド効果で眠りを防げるカプ・コケコとカプ・レヒレの登場により相手のパーティによっては選出自体を縛られてしまうことに
ドーブルに至ってはダークホールの使用自体が不可能になった

 

クリムガン
カプをはじめとする強力なフェアリーの蔓延
不意打ちの威力低下
麻痺による素早さ低下が1/4から1/2に
ラス1で鮫肌により相討ちになった場合相手が勝利するように変更されたり数多のとばっちりを受けてしまった

 

ビビヨン
特性で眠りを無効化するカプ・コケコやカプ・レヒレの登場で以前強力だった無限型が成り立ちにくくなったことに加え混乱の自傷率も低下したことにより弱体化

 

アマルルガ
スキン系特性・電磁波弱体化
フェアリー増加による鋼技の増加とクリムガン同様数多のとばっちりを受けてしまった
バイバニラや差別化要素の1つだったアンコールを覚えるアローラキュウコンと新たな雪降らし持ちが2体も増えた
自身は相変わらずイメージの合うパワージェムや新技のオーロラベールも覚えないと散々な状態

 

ユキノオー
フェアリー対策で増加した鋼.毒技の両方を弱点に持つことでついでに狩られる場面が増加
アマルルガ同様雪降らし持ちの増加でライバルが増えたことも向かい風

 

ペラップ
混乱の自傷率の低下と特性で混乱そのものを無効化するカプ・レヒレの登場により低耐久を誤魔化しにくくなった
USUMではぼうおん持ちであるジャラランガの強化とじごくづきの教え技化も痛手に

 

ボルトロス(化身)
悪戯心が悪タイプに無効化.麻痺・混乱の下方修正.電磁波の命中率低下などの逆風で補助方面でかなり弱体化した
Zワザの登場できあいだまが使いやすくなったり
すごいとっくんの登場でカロマ付きの最速めざ飛個体が使用出来るようになりアタッカー型は強化されている
アタッカー路線ではより高い特攻を持つ霊獣フォルムに立場を食われがちなのが現状(それでも強いが)

 

カメックス
カメックスそのものが弱体化したわけではないがメガカメックスの主戦場であったトリプルバトルが廃止されてしまい使用率が大幅に低下することとなった

 

サーナイト
タイプが同じで種族値が完全上位互換のカプ・テテフが登場
トレースや豊富な補助技.メガシンカでなんとか差別化できるものの現状あちらの超火力でゴリ押しした方が有効な場合が多いのは否めない
同境遇のバリヤードもかなり厳しい立場に追いやられているがあちらは猫だましやワイドガードなどのダブル向けの技で細々と生き延びている

 

第7世代後半(USUM発売~)

マイナーチェンジ版であるためか追加ポケモンが非常に少なくオメガルビーアルファサファイアのように新規メガシンカもない

追加ポケモンネクロズマのフォルムチェンジ等の新要素はサン・ムーンに持ち込めない

 


ルガルガン(たそがれのすがた)
配布された特性がマイペースのイワンコ(タマゴ可)が進化した姿
まひるのすがたからAを2増やしSを2減らした種族値
特性のかたいツメは専用技のアクセルロックや教え技のドリルライナーにも補正がつくため他の2種よりかは扱いやすい特性といえる

 

アーゴヨン
ドラミドロと同じどく・ドラゴンタイプのUB
S種族値121とゲッコウガに次ぐ高い素早さを持ちドラミドロと違い炎技を習得可能
わるだくみを覚えるためビーストブーストと合わせて抜き性能が非常に高くウルトラサン・ウルトラムーンのシングルバトルにおけるトップメタ
高速高火力にありがちな低耐久であるためタスキやビーストブースト前のスカーフ持ちで止まるという欠点もある

 

ツンデツンデ
防御が非常に高く素早さが非常に低いUB
いわ・はがねタイプと耐性は非常に悪いため相手を選ぶ
自身と相性の良いトリックルーム.ジャイロボール.連続技であるロックブラストも習得できるため新たなトリックルームパーティのエース候補
あまりに防御に偏っているためビーストブーストでAを上昇させるためには性格をさみしがりにしB個体値を17以下にしなければならない点には注意

 

ズガドーン
シャンデラと同じほのお・ゴーストタイプのUB
デオキシスを彷彿とさせる種族値をしている
専用技のビックリヘッドは威力命中共に優れているがHPを半分減らす(小数点以下切り上げ)と非常に癖が強い
高めのAを活かせる技がニトロチャージくらいであり技範囲も炎.ゴースト(これだけでも十分ではあるが)のみと狭く上記UB2体と比べマイナー気味

 

アシレーヌ
音わざが水タイプとなるうるおいボイスが解禁され主にダブルバトルで使用されている
ハイパーボイスと組み合わせることでダブルバトルでの味方を巻き込まない相手全体水技を取得
ほろびのうたもこの特性の対象なので味方をちょすい持ちなどにして対戦相手にだけ滅びのカウントを付けるといった芸当も可能に

 

ガオガエン
いかくが解禁されてシングル.ダブル共にもうかから置き換えられる形となった
教え技でばかぢからはたきおとすなど高火力の技を習得した

 

カミツルギ
新たにおいかぜを習得しZおいかぜを利用した確定急所型が誕生した
はたきおとすを習得し対ゴーストへの技威力が上昇した

 

ジャラランガ
新たに専用Zのブレイジングソウルビートを取得
相手全体に高火力の音技を放ち技が命中した場合全能力値が1段階上昇するという強力な技を得主にダブルで猛威を振るうようになった
インファイトや3色パンチを習得
これまで低めだった物理火力も補強され相手からは物理型.特殊型.両刀か分かりにくくなり受けづらい存在となった

 

ソルガレオルナアーラ
それぞれ専用Zを取得
元の専用技の効果をそのままに威力を上昇させたものである
ネクロズマに取り込まれた姿よりもSが高く特性が異なるため取り込ませずにそのまま戦うことも出来る

 

トゲデマル
待望の物理鋼技アイアンヘッドのほかがむしゃら・いかりのまえば・てだすけ・おさきにどうぞ等有用な教え技を多数習得
特にがむしゃらは隠れ特性がんじょうとのシナジーが凄まじくツンデツンデとコンビを組んでのレベル1がんじょう型がダブルバトルで猛威を振るう結果となった

 

ドヒドイデ
てっぺきを習得し物理受けとしての性能が大幅上昇
こごえるかぜ.はたきおとす.マジックコートなどサポート能力も上昇した

 

ネクロズマ
ソルガレオ.ルナアーラを取り込んだ姿や専用Zを持たせた場合にフォルムチェンジ可能なウルトラネクロズマを取得
新技のフォトンゲイザー.ソルガレオ.ルナアーラを取り込んだ際のそれぞれの専用技フォトンゲイザーを元にしたてんこがすめつぼうのひかりなど技面でも強化
ウルトラネクロズマはACそれぞれ167S129と攻撃性能が非常に高く特性のブレインフォースで弱点を突いた際更に威力上昇と非常に受けにくい
ソルガレオ.ルナアーラを取り込んだ姿はソルガレオ.ルナアーラよりSが下がっている点ウルトラネクロズマにフォルムチェンジしたターンはてんこがすめつぼうのひかりが使えない点には注意
キュレム同様これまでの黒い状態でのネクロズマを使う理由がなくなった

 

フェローチェ
ドリルライナー.エレキネット.でんげきは.イカサマなどを習得しこれまで苦手としていたギャラドスギルガルドとも戦えるようになった

 

マッスグマ
配信限定の習得技であった神速をタマゴ技.鋼に対する打点となるじだんだを教え技として習得可能に
効果が強化されたフィラのみと特性食いしん坊とは相性が良く安全に腹太鼓が可能になったことも大きい
先制技が冷遇気味の環境であることには注意が必要

 

ミミッキュ
新たに専用Zのぽかぼかフレンドタイムを取得
これまでのフェアリーZよりも威力が15高いため置き換わる存在となった
接触であるためキングシールドやゴツゴツメットなどの影響を受けてしまう点には注意

 

メブキジカ
遺伝により頭突きを習得し天の恵みを活かしたまひるみ型が可能になった
麻痺が弱体化した今世代においても現実的な範囲の素早さでまひるみが狙えるのはノコッチにはない利点

 

ラランテス
特性天邪鬼と相性のいいばかぢからを習得
素早さや各種習得技の点でジャローダの劣化とされていた前作から大きく進歩を果たした

 

ルカリオ
コメットパンチを習得
従来まで高火力だが命中に難のあるアイアンテール.先制技だが威力40(適応力込みで80)のバレットパンチしかなかったが不足気味だった物理鋼技が充実するようになった

 

ルガルガン
新たに専用Zのフィールドを消す高火力岩技であるラジアルエッジストームを取得
岩技と相性のいい地面技であるドリルライナー.じだんだを習得した

 

パルシェン.ガメノデス.マリルリなど新たにアクアブレイクを習得できるポケモン
前者2匹はこれまでシェルブレード止まりであった物理水技の威力が改善されマリルリは低素早さであるために活かしにくかったたきのぼりに置き換わる高威力技となった

 

ケッキング.キングラー.メタグロスなど新たにじだんだを習得できるポケモン
それぞれ特性を逆手に取ったり電気等への打点やハサミギロチン失敗ごの追撃に役にたったり「かたいツメ」補正を受ける単体技として使えるようになった

 

オニドリル
ドードリオがじだんだを獲得し自身よりも火力の高い地面技を使えるようになった事で差別化難が更に深刻になった

 

ノコッチ
素早さで大きく上回るメブキジカが天の恵みと頭突きを両立可能になり立場を食われる形になった

 

ベトベトン(原種)・ペルシアン(原種)
原種とリージョンフォーム.対戦考察上での双方の役割が似通っていたことによる評価の原種劣勢ムードがリージョンへの教えわざ解禁によって決定的となった