ポケモン(第7世代)について①
第7世代(概要)
2016
10/18 「ポケットモンスター サン・ムーン 特別体験版」 配信
サン・ムーン発売のちょうど1ヶ月前に無料配信
手持ちのポケモンや道具は本編に贈ることができ特性「きずなへんげ」を持つゲッコウガはこの体験版がないと入手できない
条件を満たせばリージョンフォームのダグトリオが公式での公開に先駆けて登場した
11/18 「ポケットモンスター サン・ムーン」 発売
新ポケモン81種に加え一部初代ポケモンの別フォーム「リージョンフォーム」が18種追加
ゲッコウガとジガルデに新フォルムが追加された
XYでは廃止された準伝説枠として「カプ・~」と名のつく守り神が4体登場したほか同等の存在として外見・ステータス共に個性的なウルトラビーストが7体登場
種族値や立ち位置的には従来の準伝説級にあたるが公式では準伝説とは区別されている
XY同様発売当初はポケモンバンク未対応につき限られたポケモンのみ使える環境となった
1戦闘中1回だけ持たせたZクリスタルに対応する技を強力なZワザとして放つことができる
第5世代の頃にあったジュエルを発展させた効果だが技にもよるが火力上昇率はジュエル以上火力インフレが更に進んだ
補助技もZ技化することで能力アップや回復などの効果が付属し一部の専用Z技は強力な追加効果もあるなど状況によっては一発逆転も可能な手立てとなりうる
メガシンカ・ゲンシカイキとの両立は可能だが1体のポケモンでメガシンカまたはゲンシカイキとZワザを両方使うことはできない
カプ・コケコやミミッキュ等を初めとする強力なフェアリータイプのポケモンが登場し対戦環境で猛威を振るった
トップメタ級にフェアリーが君臨したことで今まで磐石の地位を固めてきたドラゴン勢はその立場を大きく揺さぶられる事になり第4世代での初登場以来対戦環境の主役とされていたガブリアスも遂にトップメタから陥落した
これまでのフォルムチェンジとは異なる新形態
元となる種族とはタイプや覚える技などが大幅に変更されており当然運用方法も異なってくるため名前が同じだけの別物と考えた方が良い
ライチュウ・ナッシー・ガラガラのリージョンフォームは原種を「アローラ地方」で進化させることが進化条件なのでサン/ムーンの時点では原種は過去作で育成する必要があった
試合全体の制限時間が廃止されプレイヤーごとに1ターンに最大1分・1試合に最大10分の持ち時間が設定された
これによりTOD(時間切れによる勝敗を狙った戦略)が不可能になった
まひ状態になった時の素早さ低下量が見直されすばやさが1/4→1/2になるようになった
痺れて動けない確率は変更なし
まひ状態にする技として最メジャーな「でんじは」の命中率が100→90に低下した
やけど状態で受ける定数ダメージが1/8→1/16に減少
こんらん状態の自傷率が1/2→1/3に減少
メガガルーラの「おやこあい」ファイアローの「はやてのつばさ」「いたずらごころ」各種スキン系特性といった強力な特性が軒並み弱体化された
ゲンガーは通常特性が「ふゆう」から「のろわれボディ」に変更され第2世代以前同様じめん技で弱点を突かれるようになった
ペリッパーやコータスが天候変化特性を取得するなど空きがあった第2特性が追加される形で一気に強化されたポケモンもいる
第5世代から登場したトリプルとローテーションルールが廃止されてしまった
シングルやダブルに比べてプレイヤー人口が少ないことなども挙げられているがいずれも推測の域を出ない
廃止された上2つのルールに代わり登場したのがバトルロイヤル
第7世代から登場したサイコフィールドやそれを張る特性を持つカプ・テテフを中心に相手の先制技を封じる特性を持つポケモンが何匹か登場
テテフの流行により先制技の腐りやすい環境となると素早さが重視される傾向が再び対戦環境の主流となり今までやや時代遅れ感があった素早さ130族抜き調整が新たな130族であるカプ・コケコを加えたことなども相まって再注目され始めた
先制飛行技の恐怖を蔓延させたファイアローも前述のはやてのつばさ弱体化とこの先制技包囲網により見るも無残に環境から姿を消してしまった
今までは画面に表示されなかったステータスの増減(ランク補正)が今作から可視化された
ムラっけ運ゲーなどの能力変化が激しい戦法を用いる時に便利
メガシンカをしたターンからメガシンカ先の素早さが適応されるようになった
メガスピアーなどがこの恩恵が大きい
今作におけるメガストーンは一部を除いてバトルツリーの景品として登場するのだがアローラ図鑑に登場しないポケモンのメガストーンは本編プレイだけではなんと入手不可
PGL上の大会の参加景品やパスワード制のふしぎなおくりものという形で全メガストーンは配布されたのだがこの間(長いものは発売から1年近く)メガシンカを剥奪されたポケモンが出た事には少なからぬ不満の声もあった
次作のウルトラサンムーンでは最初から全メガストーンがツリーの景品になっているためこの不満は解消された
バトルロイヤル
4人がそれぞれポケモンを出すが名前通りに敵は相手ポケモン全員
誰か1人の手持ちが全滅した時点で倒したポケモンの数と生き残ったポケモンの数から勝敗が決まる
相手3人から集中攻撃が来るリスクを考え防御策を講じる体力の少ない相手を先制技でハイエナして得点をかっさらうなどややパーティーゲームの趣が加わったルールである
通信対戦で遊ぶことができるがWi-Fi通信での対戦には不対応
見知った友達同士でワイワイ遊ぼう
すごいとっくん
「きんのおうかん」「ぎんのおうかん」というアイテムを特定の人物に渡すことでレベル100のポケモンに対し特定の能力を個体値最大相応の値に引き上げる「すごいとっくん」が出来るようになった
個体値そのものが変更されるわけではないため「めざめるパワー」のタイプは変更されない
11/18 マギアナ解禁
2016年に公開された劇場版の来場特典として配布されたガオーレディスクに印刷されたQRコードをサン/ムーン/ウルトラサン/ウルトラムーンで読み取ると入手可能
QRコードは共通(ネット上で公開されているものでも可)だが読み取るには本編で殿堂入りする必要がある
2017
1/25 ポケモンバンクがサン・ムーンに対応しポケムーバーがVC版初代に対応
VC版から転送されたポケモンは特性が隠れ特性固定となるため隠れ特性持ち個体の入手が容易になった
7/15 マーシャドー解禁
2017年の劇場版公開中の劇場で受け取れる
専用Z技が使えるZクリスタルも所持している
ウルトラサン・ムーンでもとある人物にマーシャドーを見せることでマーシャドーZが入手可能
9/22 バーチャルコンソール「ポケットモンスター 金・銀」配信
VC版初代同様ポケモンバンクと連動有り
バーチャルコンソールという形でこそあれどついに全世代のポケモンをバンクに預け最新作に連れて行くことが可能になった
11/17 「ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン」 発売
「サン・ムーン」のマイナーチェンジ
マイナーチェンジとしては初の2ソフト同時発売となった(BW2は続編)
ルガルガンとネクロズマの新フォルムの他マイナーチェンジとしては珍しく完全新規のポケモン5種(ウルトラビースト4種・幻のポケモン1種)が追加
ウルトラワープライドの行き先はアローラ地方ではないのでピカチュウ・タマタマ・カラカラをライチュウ・ナッシー・ガラガラの原種に進化させることができるようになった
フィールドのあちこちにあるヌシールを集めることでぬしポケモンを貰うことができる(USとUMで貰えるぬしは異なる)
見た目が通常の個体より大きいがぬしバトルのようなオーラによる強化がある訳でもなく体重増加・特性固定(とくせいカプセルも無効)・遺伝技無しの仕様により実用レベルのものは限られる
ぬしのサイズが遺伝する事もないのでよほど厳選しないと単なる魅せポケにしかならないのが欠点
一部はサン・ムーンに送ったりポケモンバンクに預けることも可能
ORASの教え技全種に加え過去作技の「きりばらい」「サイドチェンジ」「テレキネシス」
新技の「アクアブレイク」「じごくづき」「じだんだ」「とぎすます」のラインナップとなっている
11/20 ポケモンバンクがウルトラサン・ウルトラムーンに対応・ポケムーバーがVC版金銀(クリスタル)に対応
2018
1/26 バーチャルコンソール「ポケットモンスター クリスタルバージョン」配信
前述の通りポケムーバーにも配信当日の時点で対応済み
期間限定でポケモンバンクにログインする事で夢特性を持った御三家を受け取ることができた
威嚇ガオガエンは解禁の暁には猛威を振るうであろうと目されていた前評判通りに大流行
シングル・ダブルを問わず幅広く使われる一匹と化した
7/13 ゼラオラ解禁
2018年の劇場版公開中の劇場内で受け取れる
ウルトラサン/ウルトラムーン限定である(サン/ムーンでは受取不可)点と公開中の劇場でも9/30までしか受け取れない点に注意