探究心を簡潔にまとめた

世間的に知る必要があるもの/初めてなんだけどなにをすりゃいいのか/検索かけたけど要点だけ知りたい→力になりたい

ひきこもりについて

引きこもり(社会的ひきこもり)

ヒッキー

自宅や自室に長期間ひきこもって社会的な活動に参加できない状態

精神医学的に病理性の高いものから社会生活に対してストレスを強く感じるためなどさまざまな原因が挙げられる

厚生労働省の定義では社会的参加を回避し6ヵ月以上にわたり家庭にとどまり続けている状態をさす

統合失調症.うつ病.強迫性障害.パニック障害(不安神経症)などでもそのような状態になるが精神障害がなくても起こる引きこもり状態を社会的引きこもり social withdrawalという

病名ではなく1つの総合的な状態につけられた名称である

若年層だけでなく30代以降にも多くみられ対人恐怖.強迫症状.家庭内暴力.不眠.抑うつ気分.自殺願望.摂食障害などの症状も現れる

不登校をきっかけに長期的な引きこもりになる例も少なくない

統合失調症.うつ病などが原因と考えられれば薬物療法なども有効であるがそうでなければ専門家による精神療法.本人や家族に対する支援など日常的かつ長期的なケアが必要となる

保健所.全国的な親の会などに相談窓口がある

厚生労働省は仕事や学校にいかず家族以外の人とほとんど交流せず6カ月以上続けて自宅に閉じこもっている状態を「引きこもり」と定義

2010年の実態調査に基づき「自室からほとんど出ない」「家からは出ない」「ふだんは家にいるが近所のコンビニなどには出かける」と答えた人を「狭義の引きこもり」これに「趣味に関する用事のときだけ外出する」と答えた人を加えたものを「広義の引きこもり」とした

「人づきあいに自信がもてない」「他人に接したときに自分が傷つくのがおそろしい」「他人を傷つけはしないかとおそれる」「他人とどう接したらいいかわからない」などの理由をあげて長期間にわたり自宅に閉じこもる状態

なかには「ストレスが強くかかるので外に出られない」「会社の人間関係が煩わしい」というものから「妄想や幻覚があって被害感が強いので外に出られない」という精神医学的にみて病理性が高いものまである

学齢のものでは「登校拒否」がその典型例であったがこの登校拒否も拒否的行動とはいえないので「不登校」といわれるようになった

「登社拒否」「出社拒否」という言葉もつくられたがこうした引きこもりは思春期を中核群として一方では低年齢化他方では高年齢化している

引きこもりの心性には社会的責任を受け止めるだけの社会的成熟が遅れているものが多くしたがって精神的には未熟であるものが多い

長い間引きこもり状態にあった者のなかから突発的に犯罪行為をはじめ非行行為を行うケースも出るようになりこれら非行と引きこもりの関係を明らかにしようとする研究が始まっている

精神的な未熟さをもちながらも「怠け」とは異なった半病理性の状態ともいえる

1日中何もせずにボーっとしているだけというイメージをもたれる

金を稼いでいれば自立した人として扱われる

お金を稼いでいないというイメージ

昼夜逆転や器物損壊や支配的言動や家族を拒否.過食や拒食などの問題行動がみられることもある

子から親への家庭内暴力が伴うケースも多く1990年代後半から問題視され始め正確な統計がないが少なくとも50万人以上160万人いると推測する識者もいる

性別では男性が6~7割を占めており年齢は10代から30代を中心としているが長期のひきこもりによる高年齢化が続き40代の症例も多く見られる

欧米では見られず日本に特徴的な現象と思われていたが韓国でも症例が報告されており子供を依存させやすい東アジア的親子関係が影響しているとも言われる

ひきこもりは怠けや反抗ではない

ひきこもりの状態は何らかの理由で「元気」や「自信」がなくなっている状態で表面上は怠けや甘えているように見える人も強い引け目.挫折感.劣等感などがあり内心には深い葛藤を抱えていることがほとんど

ひきこもりが長期化している場合放置しても改善は見込めない

ひきこもり事例の多くは不登校経験を持っていることが多く深い関係があるといわれている

不登校というだけでは必ずしも治療の対象とはならず慎重に時間をかけて検討する必要がある

思春期は不安定さが当たり前の時期で数日学校を欠席したあるいはちょっと家で物に当たったという理由で精神科に連れてこられる経験自体が子どもを不安にさせることもある

本人の状態は本当に治療を必要としているのかまず家族が相談機関に相談してみる事もよい

ひきこもり支援の前提は「受容的態度」

受容にせよ.待つことにせよ.そこには常に限界があるということを知っておく必要もある

暴力.金銭については全てを受容する必要はない

家族の対応の目標は「本人が安心してひきこもれる環境づくり」

本人は自分の状態に引け目を感じ抜け出したいと十分に苦しんでいる

家族がそれ以上の苦しみや葛藤を与えることがないように心がけることが大切

安心させるためには会話を通じて本人に関心を向け続けることやよいコミュニケーションが最大の安心の源

会話で大切なことは共感

共感とは「相手の身になってみる」ということで全く同じ経験をしていなくても自分が孤独だったときや惨めだった時期のことをよく思い出して接するなどの本人の気持ちを分かろうとすることが大切

将来の具体的な目標を持つことは難しく「未来」とは「不安」の同義語であるといってもよい

同世代の友人の噂話本人と同世代とを比較するような話はそのようなつもりでなくとも会話の端々に「それに比べてあなたは」という意味を本人は聞き取ってしまう

時事的な話題は話しやすい

「ひきこもり」や「少年犯罪」など本人が自分と関連づけそうな話題は避ける

ペットを飼い始めたら会話が増えたといった例もある

一方通行ではない相互性のあるやりとりが可能であるなら手伝いを頼んだり何か困ったことがあったら注意したりなどごく常識的に接してよい

お願い事を本人が拒否したり無言で返事がなかったりした場合は説得したりはせずしばらく時間を置いたほうがよい

無理に「~しなさい」と強制するのではなく「もしよければ~してくれると助かる」といったような言葉かけを試みる

本人がこれからどうしていきたいかが大切です

働きたいという気持ちがあるけどどう行動してよいか分からない上手くいかないということであればひきこもり相談支援センターや保健所などの個別相談で本人の適応可能な支援を紹介する事もある(居場所.ハローワークジョブカフェなど)

本人に働く意思が見られなかったり家族から意思が分からないときにはまずは家族が継続相談をしたり家族教室への参加を続けていく

「死にたい」と訴えている人に対しては「とにかく死んでほしくない」ということを何度も気持ちを込めて繰り返し伝えること

本人は反発する事もあると思うが「親のわがままかもしれないがあなたには生きていてほしい」という単純素朴な言葉を伝え続けていくことが大切

「生活が不規則」「部屋が汚い」などと注意してそれだけ直そうとしてもひきこもりの本質は見えてこない

直接の迷惑行為でなければまず一度はこのような「だらしなさ」をまるごと受け入れることを基本姿勢とするのがよい

昼夜逆転や食生活の乱れは自律神経のバランスを崩し心身の状態を悪化させる可能性があるためできるだけ生活リズムを整えた方が望ましい

苦痛感が強い本人にそれを強制することはひきこもり状態の悪化や家族との不和につながることもあり本人が少し動き出せそうな時に昼間の家事手伝いをお願いしたり外出への誘いかけをしてみるのが良い

部屋の掃除はいかなる場合も必ず本人の同意を取り付けてから行うのが原則

どんなに汚い部屋でも勝手に入り掃除することはやめプライバシーを尊重する必要がある

「一人暮らしをしていればそのうちに否応なしに社会との接点を持つだろう」という理由であればよい選択ではない

一層徹底したひきこもり状態をもたらすだけで事態をこじれさす可能性の方が高い

様々な事情でどうしても同居ができないという場合でもできるだけ近いアパートなどに本人を住まわせて頻繁に交流できる状況にしておく必要がある

消費活動は社会参加の第一歩であるためひきこもっていてもお小遣いは必要(ポイントはお小遣いを毎月決められた金額にすること)

本人が罪悪感を持たずに自由に買いたいものを買えるということ本人自身が金銭管理する事が大切

パソコンやインターネットは長くひきこもり状態にあった人にとって社会との接点を回復する窓口として非常に大きな意義を持ってる

メールであれチャットであれ家族以外の他人と関われることはとてもよいこと

ネットショッピングをするなど社会参加を増やす機会ともなる

本人が成人しているのなら「管理」や「干渉」は最小限つまり金銭面のコントロールだけに限定してあまり生活面に介入すべきではない

両親の判断でインターネットを使えない状態にするなど強引な対応は本人の両親に対する不信感につながりそれが原因で暴力行為に至ることもあるプライバシーを尊重する姿勢を忘れずに対応することが大切

本人がリラックスできる環境をつくるためには親自身がしっかりリラックスすることが必要と考えそれぞれが自分の生活をしっかり確保し楽しむことが大切

パートや習い事や趣味活動などをある程度意識的に自分の世界を確保しておくことがよい

親が楽しみの活動をすることはひきこもっている本人に対してお手本を示す効果もある

ひきこもりの対応の主体はあくまで親

兄弟ができることは雑談につき合う.説教や干渉をしないという程度の協力である場合が多い

その他の場面では兄弟は自分の都合や趣味を優先して動いてかまわない

兄弟の関わりは結婚や就職などによって数年以内に中断してしまう可能性もある

一過性の濃密な関わりは中断することで結果的に本人を傷つけることがある

 


対策
子どもが動き出すのを信じて待つ
親がカウンセリングや引きこもり支援施設に相談に行く
親の会やセミナーに参加する
本人を何とか説得して相談に連れて行く
本人がひきこもっている場合は『家族支援』からじゃないと始められないことがある
当事者がなかなか治療を受けたがらない
心配している家族がまず相談にいってその相談を受けて家庭での働きかけの仕方を変える.対応の仕方を変える
関係性が改善するとやがて本人も現れて治療を始めることができるという段階になる
ひきこもり事例を見たことのある精神科医は多いとは言えない
ひきこもりの治療は年単位になることもあり当初は遠距離でも頑張って通うことができたとしても次第に辛くなってくることも考えられる
近くに通えるような病院がない場合はひきこもり地域支援センターや精神保健福祉センターなどで相談する
ひきこもり地域支援センターはひきこもりに特化した相談窓口であり社会福祉士.精神保健福祉士.臨床心理士などが相談内容を基に適切な支援機関につなげてくれる
家族がひきこもっている当事者と対応するときに心がけることは「安心してひきこもれる環境を作ること」
家族は現状をどうにかしようというあせりから説教や説得や議論をしがち
もっとも危機感を抱いているのは当事者本人
当事者にプレッシャーをかけることでひきこもりの悪化を招くことがある
当事者の話にしっかり耳を傾けて考えを共有する姿勢を維持する
話しかけがぎこちなくても当事者と話したい気持ちが伝わっていることが大事
ニュースの話や芸能界の話やペットに関する話題などが良い
将来の話や学校.仕事の話.同世代の友人の噂話などは避ける
「親の育て方が悪くてこうなった」など両親への恨みや怒りを話し続ける場合もあるかもしれない
内容の正しさは関係なく「聞いてもらえた」という満足感を当事者に感じてもらうことが重要
家族自身のケアも忘れずに行う
特に母親はひきこもっている子どもに献身的に尽くし自分の時間もなく疲弊しているケースがある
親子共倒れになってしまうのでまずは両親が社会との接点を持つようにする
仕事や趣味などで外出し自分の世界を持っておくと良い
自身のリフレッシュになることに加えひきこもっている子どもに対して「外の世界には楽しいことがたくさんある」ことを身を以て示すことにもつながる
ひきこもりの家族を持つ方々が悩みを共有してお互いに支えあう家族会の集まりやひきこもりに関する講演会や勉強会に参加するとさまざまな事例を知ることができ孤独が和らぐ

 

ひきこもりの高齢化
社会問題となっているのがひきこもりの長期化・高齢化
いったんひきこもると自力で抜け出せる人は少なく放置されることでひきこもりの期間が長期化する傾向がある
KHJ 全国ひきこもり家族会連合会では2004年から13回にわたって全国の支部会会員に対する調査を継続的に実施しているが回を重ねるごとに高年齢化が進んでいることがわかる
平均年齢は2008年に発表された調査において 30歳を上回り平均のひきこもり期間は2011年発表の調査で10年を超える
2016年実施の調査では30歳以上が6割以上40歳以上が2割以上を占める
遺言状を作成する
障害年金の受給をさせる
生活保護の受給をさせる

 

ひきこもり女子会
ひきこもりや対人関係の問題などの生きづらさを抱えている女性(性自認が女性である男性を含む)を対象とした交流会
一般社団法人・ひきこもりUX会議の主催により2016年より全国各地で開催されている
社会の中で孤立しやすい状況にあるひきこもり女性たちに仲間と出会い体験を話し合う場を提供することを目的としている
これまでに20回以上開催され参加者は10代~60代を中心に累計650人以上にのぼる
女子会への参加者が増える一方自ら女子会を主催する参加者も現れるなど広がりを見せてる

 

8050問題
ひきこもりの長期化・高齢化から引き起こされる社会問題
主に50代前後のひきこもりの子どもを80代前後の親が養っている状態を指し経済難からくる生活の困窮や当事者の社会的孤立.病気や介護といった問題によって親子共倒れになるリスクが指摘されている
2010年代半ばまでに実施されてきたひきこもりの調査の多くは15〜39歳を対象としてきたため40歳以上のひきこもりは可視化されていなかった
政府は中高年のひきこもりの実態を調査するため18年11月に40~64歳の無作為に抽出した5000人を対象とした全国調査を行い支援案づくりに着手する方針である
80代の親とひきこもり状態の50代の子が同居する世帯の孤立化・困窮化に伴うさまざまな問題
全般に社会との接点が少なく高齢の親が無収入の子を預貯金や年金で支えているという世帯も多いことから社会問題として顕在化することはなかったが2019年5~6月、20人(うち児童19人)が殺傷された川崎殺傷事件.元農水省事務次官による長男殺人事件とひきこもり者をめぐる事件が連続したことで世間の関心が向けられるようになった
ひきこもり者による犯罪は極めてまれでひきこもりと犯罪の直接的な因果関係についても多くの専門家が否定している
親が病気や要介護状態になった途端に生活が破綻したという8050世帯の事例が多数報道されると共に社会から孤立し公的支援の網の目からもこぼれ落ちた8050世帯の窮状にも目が向けられるようになった
バブル崩壊後の就職氷河期に社会に出たロスジェネ世代(失われた世代)も40代に突入したことから70代の親とロスジェネ40代の「7040問題」も論じられるようになった
中高年のひきこもり者の現状に関して政府も18年に初めて全国調査を行い40~64歳のひきこもり者が推計61万3千人いることを公表している(内閣府「生活状況に関する調査」)
15~39歳のひきこもり者の推計54万1千人(15年調査)を上回っておりひきこもり者の高齢化とひきこもりの長期化が注目されることとなった
調査では広義のひきこもりを「近所のコンビニや趣味に関する用事を除き6カ月以上連続して外出しない状態が続くこと」などと定義している
ひきこもり状態になった主なきっかけは「退職したこと」「人間関係がうまくいかなかったこと」「病気」「職場になじめなかったこと」などの回答が多数を占めている
80代の高齢の親とひきこもる50代の未婚の子が同居する家族の諸問題を言う
70代の親と40代の子として「7040(ナナマルヨンマル)問題」とも呼ばれる
高齢化.未婚率の上昇など社会の構造変化が背景にある
長期ひきこもりに加え介護離職.高齢者虐待.経済的困窮など複数の困難が折り重なっている事例も少なくないとされる

 

ひきこもりになる原因
職場になじめなかった
病気
就職活動がうまくいかなかった
不登校
大学になじめなかった
受験に失敗した

 

ひきこもりやすい性格
極端に内向的である
社交的で友人関係がほとんどない
もともと活発だった社交的な人がふとしたことから何年もひきこもってしまうこともよくある

 

引きこもり一歩手前特徴ランキング
インターネットが友達
1日家で声を出さない
友達が少ない
集団でいるのが苦手
人が多いところに行くと気持ち悪くなる

 

引きこもりになりがち星座ランキング
A型射手座
O型水瓶座
A型双子座
AB型射手座
B型獅子

 

引きこもりが仕事を選ぶポイント
フルタイムではなく週に2~3日だけ働ける仕事
なるべく人と関わらない仕事を選ぶ
在宅でできる仕事を選ぶ
雇用期間が決まっている仕事を選ぶ
未経験者の採用に慣れている会社を選ぶ

 

引きこもりにオススメのバイト
データ入力
コンビニの夜勤バイト
日雇い~週雇いの短期バイト
治験
Webライター
交通量調査
新聞配達
UberEatsの配達員
工場のライン作業
飲食店やホテルの清掃
ピッキング作業
ポスティング
ネットカフェの深夜勤務
飲食店のキッチン業務
ルート配送のドライバー
リゾートバイト

 

ひきこもりメリット
節約になる
紫外線対策になる
トラブルに巻き込まれにくい
自由に時間が使える
風呂に入らなくて良い

 

ひきこもりデメリット
時間・日付の感覚が分からなくなる
筋力が低下する
免疫力が落ちる
電気代がかかる
コミュニケーションの取り方がわからなくなる
ネガティブになる

 

休日引きこもりの人の特徴
遊ぶ人がいない
お金を使いたくない
化粧をするのがめんどくさい
平日が忙しい
体力がない
趣味がインドア

 

子供のひきこもり対策
当事者や家族に合った病院を探す
病院探しで参考にするといいポイントは思春期事例(不登校など)を扱った経験があるか.両親だけの相談にも応じてくれるか.通院しやすいかの3点
不登校などの思春期事例を扱ったことのある医師はひきこもりの治療も可能な場合がある

 

主婦のひきこもりの要因
子どもがいないまたは成長して独立している
子どもに不安要素(進学や就職の失敗.病気など)がある
子どもが未就園児
産後
友達と疎遠
病気や体調不良(更年期.大人の発達障害.摂食障害.リストカットなど)
金銭的に余裕がない
対人関係のつまづき(パワハラ.モラハラ.セクハラ.ママ友いじめなど)
生活リズムの乱れ(時差ぼけ.昼夜逆転など)
など

 

ひきこもりの種類

なんとなくタイプ
友達もいて人間関係に問題があるようではない
何かやらせると出来ないわけでもない
でも働くように親が言うと「めんどくさいなあ~」とやらない
なぜ引きこもったのか親ははっきりとした原因がわからない場合が多い
一生懸命原因探しをして「昔のあの経験」と見当違いな原因を親が考えていることもある
問題や原因が見えないのに働かず家から出ていかない
特徴は子ども自身は困っているようには見えないこと
はっきりした理由がないのになんとなく引きこもって働かないでいる
「めんどくさい」と言って行動しない
 期限を決めて押し出そう
なんとなくタイプは引きこもる強い理由はない
親が強い態度で迫ると抵抗は長く続きにくい
子どもが「めんどくさい」と言っていられない状況を作る(家族会議)
「いつもと何か違う」「親は本気だ」と思わせる空気を作る
期限とできなかったら何をするかの話は必ず入れる
親の本気度が伝わると頑張ってバイトを始めることもよくある
バイトが決まらなくてもできなかったらするによう言っておいた○○に行くという話に多くがおとなしく従う
親の本気が伝わるかどうか
親が「がんばったから今回はいいか」などと甘く対応してしまうと失敗してしまう
 

夢追いタイプ
親が医者で医大を目指して4年も5年も浪人している
親が心配して「バイトでもしてみたら?」と言っても勉強を優先したいと拒否する
何の経験にもつながらない時間を何年も過ごしている
高い志を持って医師を目指しているならまだいい
「とにかく大卒じゃないとろくな仕事につけない」と浪人を続ける
「公務員でなければ」と何年も受けて落ち続ける
バイトなどの寄り道は拒否して目指す夢だけに向かう
大卒じゃなければの根拠はメディアからのイメージだけだったりする
公務員の理由も「安定」「人の役に立つ仕事」といったどこかで聞いたようなものしか出てこない
「もっと自分に合うところがあるはず」
こう言ってせっかく働き始めたのに辞めてしまうのも「夢追いタイプ」
すぐ他と比較し認めてもらいたいという気持ちが強い
具体的でない根拠で何かを目指しその夢にこだわりつづける
 親子で違う価値観に触れよう
少ない経験の中で育まれた狭い価値観を持っている
バイトなど社会体験も拒否する場合が多くますます価値観は広がらない
狭い価値観でイメージした夢を追うからうまくいかない
価値観を変えていく
いろんな体験をさせいろんな話を聞かせてみる
違う価値観に触れて今までの価値観を崩していく
親の価値観が影響している場合も多々ある
親が思ってもいない一言が子どもを縛り付けている場合がある
親も自分の価値観を崩すように違う価値観に触れていく
違う価値観の場に子どもを連れていけないなら親が違う価値観となればよい
家の中に新しい価値観を持ち込む
 

暴君タイプ
親への暴力や暴言があれば「暴君タイプ」と簡単に見分けがつく
親も自分ですぐに「このタイプだ」とわかる
「隠れ暴君タイプ」と言えるようなわかりにくいケースもある(暴力や暴言ではなく親が子どもに恐怖心があり言うことを聞いてしまってる)
親は腫れ物に触るような対応をしている
過去に暴力や暴言がありそれが出ないようにと気をつけている場合もある
子どもに言われるまま食事を部屋へ運んでいるなら「暴君タイプ」を疑う
親が暴力や暴言を受けているという自覚が薄い場合もある
夫婦間のDVの番組などで「自分はひどいことをされている」と分っていないという話を聞くが
DVを受けている側はだんだん感覚がマヒして来る
暴力を受けながら「親の役目だ」と思い助けを求めない
暴君タイプは第3者に任せるしかない
子どもが暴君になってしまっている場合は親は離れるしかない
子どもと距離を取り介入しないようにする
親戚や友人.引きこもり支援機関などに間に入ってもらう
親子だけでの解決はあきらめる
子どもと別に暮らすなど離れる努力をする
暴力がある間は他人に迷惑がかかるからとおさまるまで待つ親がいるが支援している側からするとこれは間違い
暴力がなくなった時は子どもが自分の未来をあきらめてしまった時
第3者が介入しても動かすのが本当に大変になります。
暴力があるうちが解決のチャンス
 

 友達親子タイプ
 食事も楽しく会話しながら一緒に取り時には一緒に外出もする
「働きなさい」といった肝心な話ができていない
親は「子どもと仲良くしていたい」「嫌われたくない」と思っている
子どもが引きこもりを脱してくれたら嬉しいという気持ちはある
子どもは甘えてずるずると家にいる
共依存と呼べる関係ができあがる
「最後は私たち親が養うしかない」と言う親はこのタイプが多くいる
子どもの方が共依存に気づいていて「親が子離れしてくれないから僕は自立できないんだ」と言う人もいる
将来は心配だけれど親子の仲がいい今は親にとっては実はそんなに悪い状況ではないため必死に現状を変えたいと思っている人がいないためそのまま長期化してしまう
子どもが共依存に気づいて親のせいだと考え始めると急に暴力が出て「暴君タイプ」に変わる可能性がある
表面的には穏やかなようで長期化や暴力の危うさがあるのが「友達親子タイプ」
親が自覚して友達から親になる
親が友達になると家の中に親がいなくなり子どもに現実を迫る役割がいない
子どもに依存していると親自身が気づくことな解決への第一歩であり最大の一歩

 

あるある
時間が流れるのが早い
ゲームしてると1日が終わる
電話が怖い
何曜日かわからない
学校の夢を見る
飯の時間が苦痛
風呂に入りたくない
家族が寝静まってからシャワー
飯はカロリーメイトのみ
外に出るのが怖くなり人の目が気になる
案外家族と仲が良い
排せ
毎日が宿題が終わらない夏休み2日前
声が小さくなる
筋力の低下が著しい
ネット人狼や映画にハマる
ボイスチャットで仲間を作ろうとする
ニート脱出系の本は著者が高学歴なら読まない
久々に外出した時の万能感
過去の栄光に縋る
勉強にハマる
散髪も着替えもしない
夜だと外に出やすい
知り合いに合わないかビクビク